ガザ地区の停戦協議が難航するなか、イスラム組織ハマスは仲介国が提示した案に対し、イスラエルのさらなる撤退など新たな要求を追加したうえで、正式な回答をしたことが明らかになりました。
　複数の中東メディアは23日、情報筋の話としてハマスが仲介国に提示された案について、正式な回答を提出したと報じました。
　前向きな内容ではあるものの、イスラエル軍がさらに国境に向けて撤退することなど新たな条件が含まれていたと伝えています。
　また、ガザ地区についてWHO＝世界保健機関のテドロス事務局長は23日、イスラエル軍による食糧配給所の封鎖により「大部分が人為的な『大量飢餓』に苦しんでいる」と警告しました。
　「栄養失調による死亡率が急激に増加している」と強調しています。