イスラエルがシリアを空爆 少数民族の保護を名目
国際|
07/17 05:50
イスラエル軍がシリアの首都ダマスカスの国防省を空爆しました。シリア国内で続く少数民族の衝突に介入した攻撃とみられています。
イスラエル軍は16日、ダマスカスにある暫定政府の国防省本部を空爆しました。
シリア南部で地元の遊牧民と衝突を続けている少数民族「ドルーズ派」を支援するための空爆としています。
シリア南部での衝突では、これまでに200人以上が死亡していて、アサド政権崩壊後のシリア暫定政府が治安回復のためとして部隊を派遣していました。
イスラエルは占領しているゴラン高原にもドルーズ派の住民がいることから住民の保護を名目にシリアへの軍事作戦を続けていて、カッツ国防相は「部隊が撤退するまで攻撃を続ける」という考えを明らかにしています。