アメリカのトランプ政権で中枢を務めていた実業家のイーロン・マスク氏が政権を去るとAP通信が伝えました。
　マスク氏は自身のSNSに「政府特別職員としての任期が終わりに近付き無駄な支出を削減する機会を与えてくださったトランプ大統領に感謝いたします」と投稿しました。
　AP通信によりますと、ホワイトハウスの関係者が、マスク氏が退任することを確認したということです。
　マスク氏は、トランプ政権が政策の柱と位置付けている大規模な減税法案について「財政赤字を減らすどころか増やすもので政府効率化省の取り組みを台無しにする」として、厳しく批判していました。
　マスク氏は自身がCEO（最高経営責任者）を務める電気自動車大手テスラの不買運動などを受けて、先月30日に政府の仕事から身を引く方針を示唆していました。