フランスを代表する俳優・ドパルデュー氏(76)映画撮影現場での性的暴行罪で有罪判決
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05/13 20:34

フランスを代表する俳優の1人で、ゴールデングローブ賞主演男優賞などをかつて受賞したジェラール・ドパルデュー氏(76)が女性2人への性的暴行の罪で有罪判決を受けました。
パリの裁判所は13日、俳優のジェラール・ドパルデュー氏が2021年に、映画の撮影現場で助監督の女性(当時34)と美術スタッフの女性(当時54)に対し、性的暴行を加えたとして、禁錮1年6カ月の執行猶予付き有罪判決を言い渡しました。
ドパルデュー氏は、1990年公開の「シラノ・ド・ベルジュラック」でカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞、「グリーン・カード」でゴールデングローブ賞の主演男優賞を受賞するなど、フランスを代表する俳優の1人です。
20人以上から性的暴行やセクハラの被害を告発されていて、2018年に当時22歳の女優に性的暴行を加えた罪でも今後、公判が開かれる予定です。
ドパルデュー氏は判決当日の13日、ポルトガルでの映画の撮影のため出廷しませんでした。
ドパルデュー氏は一貫して無実を主張していて、弁護人は控訴する意向を示しています。
写真:ロイター/アフロ