トルコの村で地元警察が大麻焼却 住民らに幻覚症状などの被害
国際|
05/13 04:41
トルコ南東部の村で、地元警察が捜査の成果を誇るために押収した大麻20トンを空き地で燃やしたところ、住民らが幻覚症状などに苦しめられる事態となりました。
トルコメディアによりますと、先月18日、2万5000人が暮らす南東部のディヤルバクルにある村で、地元警察が押収した大麻20トンを燃やしたところ、煙が数日にわたって村に漂い続けたということです。
その結果、住民らに幻覚や吐き気などの症状がでる騒ぎとなりました。
大麻は2023年からの2年間で押収されたもので、時価およそ100億リラ、日本円で370億円以上に相当するということです。
地元警察は捜査の成果を誇るために、大麻が入った袋を並べたうえ、ガソリン200リットルをかけて火をつけていました。
トルコで薬物依存症などに対処する団体の代表は、「このような焼却方法は容認できない」と非難しています。