武装組織PKK=クルド労働者党が解散決定 トルコ政府と40年の対立終結
国際|
05/12 17:48

トルコからの分離独立を目指して40年以上、武装闘争を続けてきた反政府武装組織「PKK(クルド労働者党)」が解散を決定したことが分かりました。
PKKに近いメディアは12日、解散が決まり、武装闘争を終結させたと報じました。
これにより、40年余りにわたるトルコ政府との対立に終止符が打たれることになります。
さらに、隣国のシリア北部でもクルド人勢力とトルコが支援する武装組織との衝突が続いていて、シリア情勢にも影響が及ぶとみられています。
エルドアン大統領が率いる与党・公正発展党は「テロのないトルコに向けた重要な一歩だ」と声明を出しました。
PKKは1984年に活動を開始し、トルコではテロ組織として指定されています。
武装闘争では、これまでに4万人以上が死亡したとされていますが、今年3月に、刑務所に収監されているPKKの指導者が武装解除を呼び掛け、即時停戦を宣言していました。