韓国の大統領選挙で与党の公認候補の差し替えが否決され、元の候補が復活しました。
　6月に予定されている大統領選を巡り、与党「国民の力」は、前雇用労働相の金文洙（キム・ムンス）氏を公認候補に選出しましたが、執行部は10日、候補を前首相の韓悳洙（ハン・ドクス）氏に差し替えるため公認を取り消していました。
　しかし党員投票で候補変更が否決され、最終的に元の金氏が公認候補として登録されました。
　韓前首相は「すべてを謙虚に受け入れ、承服する」として選挙戦で金氏を支援をする考えを示しています。
　世論調査では野党候補の李在明（イ・ジェミョン）氏が独走するなか、今回の内紛が党の結束に及ぼす影響が焦点となりそうです。