「遅すぎるパウエルは愚か者」トランプ氏がFRB議長を再び批判 政策金利据え置き後
国際|
05/09 11:11

アメリカのトランプ大統領は利下げに慎重なFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長を「愚か者」と批判しました。
トランプ大統領は8日、利下げに慎重なFRBのパウエル議長について、「遅すぎるパウエルは何も分かっていない愚か者だ」と自身のSNSに投稿しました。
ただ、「それ以外はとても好きなんだ」とも書き込み、退任まで求める考えがないこともにじませ、金融市場への配慮も見せました。
トランプ大統領
「“遅すぎるパウエル”、それが彼のあだ名だ。でたらめで、馬鹿げている、彼はいつも遅すぎる」
FRBは前日、政策金利を3会合連続で据え置くことを決定しました。
パウエル議長は記者会見で関税によるインフレ再燃の可能性などを理由に「利下げを急ぐ必要はない」と強調し、トランプ氏の利下げ圧力をはねつけていました。
一方、トランプ氏はSNSで食料品やエネルギー価格が下落し、インフレの恐れはないと書き込み、改めて利下げを求めています。