旧ソ連の金星探査機 今週にも地球に落下か 軌道投入失敗から50年以上周回の末に
国際|
05/07 13:30

50年以上前に旧ソ連が打ち上げ、軌道投入に失敗した金星探査機が、今週にも地上に落下するとNASA=アメリカ航空宇宙局が警戒を呼び掛けています。
地上に落下すると予想されているのは、1972年に旧ソ連が打ち上げた金星探査機「コスモス482」です。
金星に向かう軌道投入に失敗し、地球のまわりを50年以上周回していました。
NASAは、「コスモス482」が9日から11日の間に大気圏に突入するとみられると明らかにしました。
具体的な落下予想時間や場所は、今後数日で判明するとしています。
大気圏に突入するほとんどの衛星などは、途中で燃え尽きてしまいますが、「コスモス482」は金星の大気圏突入にも耐えられる設計のため、地上に衝突する可能性が高いということです。
画像:ジョナサン・マクドウェル博士のHPから