ロシア 対独戦勝80年へ軍事パレードの予行演習 “領土の占有”妥協しない構え
国際|
04/30 17:15

ロシアの首都モスクワで対ドイツ戦勝80年の記念日に向け、軍事パレードの予行演習が行われました。来月9日の式典で予定されているパレードはウクライナ侵攻後、最大規模になるとみられています。
ロシアメディアは5月9日のパレード当日、プーチン大統領が「迎撃不能」だと主張する新型の極超音速ミサイル「オレシュニク」が披露される可能性があると報じています。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領はプーチン大統領が5月9日前後3日間の一時停戦を宣言したことについて「パレードを無事に終わらせたいためだ」と指摘し、長期的な停戦に応じるよう提案しました。
プーチン政権は領土の占有について妥協しない姿勢を堅持しています。
ブルームバーグ通信はプーチン大統領がアメリカ側に対し、ウクライナ東部4州を完全にロシアが掌握する必要があると主張したと報じました。
また、プーチン大統領の側近のパトルシェフ国家安全保障会議書記はタス通信のインタビューで4つの地域に加え、ウクライナ最大の港湾都市オデーサもかつてロシアの都市だったなどと述べ、占領する意図を示唆しました。