ウクライナ・キーウ市長「和平のために一時的な領土放棄も」
国際|
04/25 21:03

ウクライナの首都キーウのクリチコ市長がロシアとの和平合意に向け、一時的に領土を放棄する可能性に言及しました。
キーウのクリチコ市長は24日、BBCのインタビューに対し、和平の合意に向け「シナリオの一つは領土を諦めることだ」としたうえで「公平ではないものの一時的な平和のためには解決策になるかもしれない」と述べました。
一方で、「ウクライナ国民はロシアによる占領を決して受け入れない」と強調しました。
アメリカは和平案としてクリミアを正式にロシア領として認めることを提案したとされていますが、ゼレンスキー大統領はこれを認めない考えを示しています。
また、ポーランドのドゥダ大統領も24日に公開された欧州メディアのインタビューに対し、「アメリカの圧力こそが、この戦争を終わらせることができる」としたうえで、「平和は相互の譲歩の上に築かれなければならない」と述べました。
一方、イギリスのスターマー首相は24日、現地メディアのインタビューのなかでアメリカの和平案に異議を唱え、「ロシアは無条件停戦に応じるべき」と強調しました。