米軍制服組トップにダン・ケイン氏を承認 異例の人選
国際|
04/13 18:28

アメリカの議会は米軍制服組のトップのポストに退役空軍中将のダン・ケイン氏を充てる人事案を承認しました。このポストに中将が承認されるのは異例です。
アメリカの統合参謀本部議長に新たに就くダン・ケイン氏はF16戦闘機の元パイロットで、近年はCIA(中央情報局)の軍事担当次官を務めていました。
統合参謀本部議長のポストに就くには法律上、原則大将クラスの経歴が必要で、中将クラスであるケイン氏が選ばれるのは異例です。
トランプ大統領は2月、少数派の権利向上を目指す「DEI(多様性・公平性・包括性政策)」の推進に積極的だった前任のブラウン氏を任期途中で解任し、ケイン氏を指名していました。
ブラウン氏の解任理由は明らかにされていませんが、DEIに反対するトランプ政権の意向が関係しているとみられます。