日本関連のスパイ罪で有罪判決の元中国紙幹部 2審でも無罪主張
国際|
03/31 19:46
日本大使館の職員と面会したとして、スパイ罪で有罪判決を受けた中国メディア幹部の上訴審が開かれ、男性は改めて無罪を主張しました。
共産党系の中国紙「光明日報」で論説委員を務めていた董郁玉氏は、2022年2月に日本大使館員と面会した直後に拘束されました。
去年11月の1審で裁判所は北京の日本大使館を「スパイ組織」だと指摘し、董氏に懲役7年の実刑判決を言い渡しました。
関係者によりますと、今月31日に開かれた上訴審の公判は3時間続き、董氏は改めて無罪を主張しました。
日本の金杉憲治駐中国大使が董氏の家族に送った「日本の外務省はスパイ組織ではない」などとする書簡も裁判で無罪の証拠として提出されたということです。
中国は2審が最終審ですが、31日には判決は言い渡されず、次の期日は未定ということです。