ミャンマー大地震 死者1007人に 震源近くのマンダレーで日本人2人けが
国際|
03/29 17:25
ミャンマー中部を震源とする地震で、ミャンマーの軍事政権は死者がこれまでに1000人以上に上っていることを明らかにしました。
ミャンマーの軍事政権は、死者はこれまでに1007人、けが人は2389人に上り、30人が行方不明と発表しました。
国軍のトップであるミンアウンフライン総司令官が29日朝から震源に近い都市・マンダレーの被災状況を視察し被害を確認しているとしていますが、軍事クーデター以降、国内の情勢が不安定ななか救助活動は滞っているとみられるほか、政権側が掌握していない地域の実態は明らかになっておらず、被害はさらに拡大する恐れがあります。
外務省によりますと、震源に近い中部マンダレーで日本人2人がけがをして病院で治療を受けましたが、命に別状はないということです。
一方、隣国タイのバンコクではビルの倒壊現場での捜索活動が続いています。
捜索本部によりますと、ビルの倒壊でこれまでに作業員ら8人の死亡を確認しているということです。
79人が今もがれきの中に閉じ込められているとみられています。