トランプ政権 ウクライナでのインフラ投資の全管理権を要求 米報道
国際|
03/28 07:33

アメリカのトランプ政権がウクライナに対し、今後行われるすべてのインフラ投資の管理権を要求しているとアメリカメディアが報じました。
トランプ政権はウクライナ政府との間で、ウクライナの鉱物資源の共同開発などを盛り込んだ協定の締結を目指し、調整を進めています。
この協定についてブルームバーグ通信は入手した草案をもとに、トランプ政権がウクライナで将来行われる鉄道や道路、港湾などあらゆるインフラ投資に関する優先交渉権を求めていると報じました。
草案にはアメリカが支援金額を回収するまで利益の全額を受け取る権利やウクライナの金属や鉱物などを優先的に購入できる権利などが盛り込まれています。
ヨーロッパを含めた他国を排除しようとする意向が色濃く反映された内容と言えそうです。
ブルームバーグ通信は、ウクライナがEU(ヨーロッパ連合)への加盟を模索するなか、この協定が締結されればアメリカの経済的な影響力が「前例のない形で拡大する」とし、EU加盟に向けた交渉は「一段と難しくなる公算が大きい」と指摘しています。