USTR（アメリカ通商代表部）のグリア代表が中国の何立峰副首相と会談し、中国の貿易政策に深刻な懸念を表明しました。
　USTRによりますと、グリア代表と何立峰副首相は26日にオンラインで会談し、米中の経済関係や貿易問題について協議しました。
　グリア代表はトランプ政権の貿易政策について、アメリカ国内での投資と生産性の向上を促すものだと説明する一方、中国の貿易政策は不公正で反競争的だとして深刻な懸念を表明しました。
　また、米中の間で意思疎通を維持することの重要性について合意しました。
　トランプ政権は2月、合成麻薬の流入を理由に中国からの輸入品に10％の追加関税を発動し、3月にさらに10％上乗せしました。
　これに対して中国も報復関税で対抗するなど、緊張が続いています。