スパイ罪で有罪 新聞社幹部家族に駐中国大使が書簡「日本の外交官はスパイではない」
国際|
03/23 22:43

日本大使館員と面会したなどとしてスパイ罪で有罪判決を受けた中国の新聞社幹部の家族に、金杉憲治駐中国大使が「日本の外交官はスパイではない」という内容の書簡を送ったことが分かりました。
関係者によりますと、金杉大使からの書簡が届いたのは、去年11月にスパイ罪で懲役7年の有罪判決を受けた中国共産党系の新聞「光明日報」元論説委員の董郁玉氏の家族です。
大使の署名入りの書簡は、日本の外務省はスパイ組織ではなく、日本の外交官はスパイではないとする内容で、19日ごろに届いたということです。
董氏の一審の判決文では当時の垂秀夫大使などを列挙し、北京の日本大使館を「スパイ組織」だと指摘していて、改めてその内容を否定した形です。
董氏は1審の判決を不服として上訴しましたが、2審の公判はまだ開かれていません。