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米国防総省が硫黄島の“星条旗”写真削除 反多様性か

国際

03/19 10:40


 アメリカ・トランプ政権が多様性などに反対する動きを加速するなか、アメリカ国防総省が太平洋戦争で硫黄島に星条旗を掲げた先住民の海兵隊員に関するページを削除したと報じられました。
 トランプ大統領はDEI=多様性・公平性・包括性に反対する取り組みを進めていて、DEIの廃止・縮小を行う企業が相次ぐなど影響が広がっています。
 こうしたなか、ワシントン・ポストによりますと、アメリカ国防総省は、1945年に太平洋戦争の激戦地、硫黄島で撮影されたアメリカ海兵隊員が星条旗を掲げる歴史的な写真を載せたウェブサイトのページを削除したと報じました。
 写真の中には先住民の隊員が写っていて、これまでは功績をたたえる論調でしたが、反DEIの動きの中で削除されたとみられています。 記念碑を訪れていた人 「なぜ削除したのかは私にはよく分からない。それが彼らをたたえるためだったのか、先住民、黒人、ヒスパニック、中国人と言わずに、彼らはアメリカ人だと言うためだったのか、単純なことで見れば分かるが、スコットランド出身の白人ばかりではない。皆アメリカ人だ」
 専門家などの間では戦争の重要な記録が消されることを巡り、警戒感が広がっています。

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