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パリの劇場を3カ月以上不法占拠 ホームレスの移民ら 退去期限後も400人以上居座る

国際

03/13 18:55


 フランス・パリでホームレスの移民らが劇場を3カ月以上、不法占拠しています。裁判所が12日までに退去を命じていましたが、今も400人以上が居座り続けています。
 パリ中心部にあり、現代文化の発信拠点となっていた人気の劇場「ゲイテ・リリック」は、主にアフリカ出身のホームレスの若者らに3カ月以上、占拠されていて、運営ができない状態が続いています。
 若者らは行政の保護対象となる「17歳以下の未成年」と主張していますが、裁判所は先月12日、「成人たちによる不法占拠」と判断して1カ月以内の退去を命じました。
 今月12日に退去期限を迎えましたが、依然として不法占拠は続いています。
 劇場に寝泊まりしている当初200人ほどだった若者らは400人以上となっていて、フランスの滞在許可や教育を受ける権利などを求めています。
 若者たちは行政側が代わりの宿泊場所を用意しない限り、占拠を続けると主張していますが、パリ市と国の調整は難航しているとみられます。
 劇場の館長ら約60人のスタッフは占拠された後も管理を続けてきましたが、先月末にパリ市に引き継ぎ、すでに劇場を去っています。

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