“内乱”疑いで尹大統領を逮捕 暴徒化の支持者ら裁判所乱入
国際|
01/19 12:05
韓国の非常戒厳を巡り捜査当局は「内乱」の疑いで尹(ユン)大統領を逮捕しました。現職大統領の逮捕は初めてです。ソウルから報告です。
(山本志門記者報告)
戒厳令以降、47日目での逮捕となり捜査当局は19日午後から早速、尹大統領への捜査を本格的に始めます。
尹大統領は、最長で20日間拘束され、取り調べを受けることになり、その後の起訴は避けられないとの見方が大勢です。
尹氏側は「司法の最後の良心を信じたかった」と強調し、「決して諦めない」と強く反発しています。
さらに、逮捕を受けた明け方、尹氏の支持者らの一部が暴徒化し、裁判所への侵入や窓ガラスを割るなどして、少なくとも45人が逮捕されました。
集会にはおよそ4万人が集まったということです。
一方、直近の世論調査では与党の支持率が、ついに野党を逆転し尹氏にとって追い風になっています。
尹大統領としては、世論の風向きをさらに引き寄せたうえで同時に進む憲法裁判所の審査で自らの潔白を証明していく考えです。