スーパー“存続危機”100店閉鎖へ 値上げか負担か 物価上昇で企業も苦悩
経済|
10/14 13:02
物価高の影響は消費者だけではないようです。イオン傘下のスーパーが100店舗を閉鎖へ。一体なぜなのでしょうか。スーパーの未来を考えます。
■物価上昇で企業も苦悩
「企業物価指数」をご存じですか?去年の同じ月と比べると、この指数が6.8%上昇したことが分かりました。数字の変化が消費者にはどう影響するのか。
スーパーで食品の仕入れを担当するバイヤーの久保田さんに聞いてみると…。
食品バイヤー
スーパーセルシオ
和田町店
久保田浩二さん
「企業物価指数の上昇=商品の物価高になる(場合もある)ので、買うお客様にとってはマイナスになるかなと…」
そもそも「企業物価指数」とは、企業と企業の間で取引されるモノの値段の動きのこと。原材料だけではなく、パッケージや電気、ガスなど商品に関わる様々なものの値段が反映されます。
この指数が去年より上がったということは、企業同士で取引されるモノの値段が全体として高くなったということです。
企業の中には、コストの上昇分を自社で吸収するか、商品価格に反映するかを迫られるところもあります。
久保田さん
「基本的にどんどん上がり続けるのが率直な今の予測」
■値上げか負担か
苦渋の選択
一方、商品を製造するメーカーはこの状況をどう受け止めているのでしょうか。
カット野菜の製造販売
サラダクラブ広報担当部長
吉田政道さん
「極力値段を上げたくないのは事実」
スーパーなどに並ぶカット野菜でおなじみの「サラダクラブ」を取材しました。
吉田さん
「レタス・野菜関係も長雨の影響受けて(値段)結構上がっている」
鮮度とおいしさにこだわった野菜は多くが国産。契約産地でも連日雨が降り、いわゆる原材料にあたる「野菜」が値上がりしたといいます。
消費者には見えにくい部分の価格も上昇しているようで…。
「電気や野菜を洗う水であったりとかそういったもののコストが上がっていってますので、私どもにとっては痛いものになっています」
さらには、中東情勢の影響も長引いています。
「包材メーカーから『(価格を)上げさせてください』と。私どもも『えっ』と思うが、それでも受けざるを得ない」
去年は創業以来、初めての値上げを経験していて、今後の値上げについても検討中だそうです。
「私たちがずっと値上げをしない、何もしなかったら、契約産地は(価格を変えず)出荷継続してもらわなければならず、苦しめてしまう。状況に応じた柔軟な価格調整などが将来的にはできれば」







