新米が古米より安い コメ“逆転現象”の異例事態
経済|
09/04 18:29
4日午後、発表されたコメの平均価格は3週連続で値下がりとなりました。新米が古米の価格よりも安くなる「逆転現象」は本当に起きているのでしょうか。現場を取材すると異例なことが起きていました。
■異例コメ“逆転現象”現実に?
Jチャンネルの取材班が訪れたのは、横浜市のスーパー。
コメを保管する部屋で異常な事態が起きていました。
スーパーセルシオ
和田町店
食品バイヤー
久保田浩二さん
「千葉県産『ふさおとめ』新米5キロ。全部で25キロ分の新米『ふさおとめ』を入荷している」
保管されていたのは、入荷したばかりの新米、千葉県産「ふさおとめ」です。
ところが、せっかく入荷した新米を店頭に出せない事情があるといいます。
久保田浩二さん
「こちらが古米、千葉県産『ふさおとめ』。古米は3014円で販売中」
売り場に並んでいたのは、見せてもらった新米と同じ産地、同じ銘柄の古米です。
久保田浩二さん
「古米が全部売り切れたら、新米は2474円で販売予定」
同じ産地、同じ銘柄にもかかわらず、古米は税込み3014円。新米は税込み2474円。
新米のほうが古米より540円安い「価格の逆転現象」が起きているのです。
久保田浩二さん
「同じ場所に並べた時に店側は古米から先に売れてほしいが、新米を客がどんどん買うとさらに古米が売れ残ってしまう。新米は出さずにストックして、古米を売り切らない限りは色々と不都合が出てしまう」
客(20代)
「古いほうが安いと思っていた。安くて新しいほうを皆買う」
こうした逆転現象が起きる理由。それは、古米と新米の「仕入れ価格の差」にあるといいます。
久保田浩二さん
「関東を中心とした産地の出荷が新米に切り替わっている。去年と比べて4割くらい現段階で安くなっている。異常ですね。こんな“逆転現象”は今までなかった」
■新米
税抜き1000円台も
4日、長野県で行われたのは、新米の品質検査。これから全国各地で新米の出荷が本格化します。
千葉県のスーパーでは、今年収穫されたばかりの新米がずらり。
生鮮市場てらお
八千代店
加藤茂樹店長
「9割方は新米。新米が出てきたら全部新米に切り替える」
千葉県産「こしひかり」の新米が税抜き2180円、さらに千葉県産「ふさおとめ」の新米も税抜き1950円となっています。
新米が早くも、税抜き1000円台で並んでいます。
新米を購入
客(50代)
「見て、買おうと思った」
新米2袋購入
客(50代)
「2つ買っても5000円いかない」
60代の女性も、迷わず新米をかごの中へ。
新米を購入
客
「本当に助かる。今までが異常だった、高かった。この値段でずっといってほしい」
午後、発表されたコメの平均価格は5キロあたり3112円。3週連続の値下がりとなりました。
コメの流通に詳しい宇都宮大学農学部
松平尚也助教
「2025年産のコメの在庫が多いうえ、新米も豊作基調にある。新米価格は下落基調が続く見通し。新米は9月にかけて収穫が本格化。店頭に十分並ぶと、新米5キロ2500円~3000円が軸」
■“新米”おいしい炊き方は?
新米をおいしく炊くコツを専門家に聞いてきました。カギはコメの研ぎ方です。
五ツ星お米マイスター
西島豊造さん
「新米を研ぐポイントは優しく、素早く。コメを全体的に濡らして10秒以内で捨てる。水が入ったままだと研げていない」
「(Q.手の形は)ボールを持つような手の形。全体的にコメをかき回す感じ。優しく素早く」







