主食用の輸入米の入札を3カ月前倒し 小泉農水大臣「9月には入ってくる」
経済|
06/12 16:39

小泉農林水産大臣は海外から無関税で輸入している「ミニマムアクセス米」のうち、主食用の枠の入札を3カ月ほど前倒して今月中に行うと明らかにしました。
小泉農水大臣
「早く見通しを出した方がいいし、9月にそれだけ入ってくるんだなと。こういったことも、やはりマーケットの行方にも大きく関わることですから」
国が輸入する主食用のコメ10万トンは例年9月に入札が始まり、12月ごろに引き渡されています。
小泉大臣は、これを3カ月前倒して今月27日に入札を実施し、9月下旬には引き渡しできる見込みだと明らかにしました。
初回の入札は3万トンを予定しているということです。
輸入米を巡っては、需要の急増を受けてコメの加工業者からも安く販売を求める声が上がっています。
全国味噌工業協同組合連合会
「我々米の加工メーカーも相当量お米を使いますので、やはり不足感、それから価格の急上昇と。大変、問題に直面しております」
小泉農水大臣
「今、米価の高騰が主食用米以外にも及んでいて、あらゆる業界からコメが必要だと。そういった声に対して的確な手を打っていくというは、この局面では当然だと思っています」