銘柄米の売れ行きが“激減” 安くなる? 8割↓の店も
経済|
05/30 17:57
今あるコメが売れなくなっています。売れ行きが5分の1に“激減”した店も。何が起きているのでしょうか。
岡山市のスーパーに並ぶのは、高値が続く銘柄米。今、売れ行きがなんと5分の1に激減しています。なぜなのか。
グランドマート
岡本和恵取締役
「政府の対応が全く見えないので、言葉が難しいが本当に振り回されている。現場で働いてる人の気持ちを考えて動いてほしい」
銘柄米が売れない原因は“備蓄米”。随意契約によって“5キロ2000円ほど”で流通する見通しと発表されると、銘柄米が売れなくなりました。
岡本和恵取締役
「(銘柄米を)高い原価で予約手配している。予約している(銘柄米)をどうしようか、今一番の悩みどころ」
消費者は…。
買い物客(家族4人)
「4500円とか5000円近いのはなかなか手が出ないと思う。備蓄米か、それ相当ぐらいのコメが出るまで他のもので、パン食べるとか主食を変えていく感じに工夫しないと難しいかな」
専門家は銘柄米が売れない店が増えていく可能性を指摘します。
第一生命経済研究所
首席エコノミスト
永濱利廣氏
「やはり備蓄米は安く買えるわけですから、コメの質とかよりもできるだけ安くコメを買いたいという需要が備蓄米のほうにシフトする。そうなってくると結果的に銘柄米は今の値段のままだと売れにくくて、売る側はもう価格を下げざるを得ない」