何もない空間に触覚を生み出す…超音波使ったNTT新技術
経済|
05/13 14:16

超音波を活用して、何もない空間にモノを触っている感覚を生み出す新たな技術が公開されました。
NTTが公開したのは、空間に「触覚」を生み出す技術です。
「触覚」は振動と圧力によって伝わるといい、超音波を活用することで圧力の感覚を加えることに成功したとしています。
また、超音波の周波数を変えると「ざらざら」とした触り心地に変化するなど、さまざまな感覚を生み出せるということです。
このほか、指に伝わる振動で進行方向や体の向きを伝えて、視覚障害者の移動を助ける技術や、早産などで治療室にいる赤ちゃんの心音を遠隔で感じられる技術なども展示されました。
NTTは、将来的にエンタメや病院、介護の現場などで活用できるよう研究を進めたいとしています。