都内の高級ホテル15社に公取委が警告へ 毎月会合で客室単価などの情報交換
経済|
04/18 12:30
都内の高級ホテルを運営する15社に対して、公正取引委員会が「価格カルテル」につながる恐れがあるとして警告を出す方針を固めた。15社は毎月会合を開いて、客室単価の設定の方針などの情報を交換していたという。
■ホテル価格高騰
悲鳴の裏側で…
コロナが明け、インバウンド需要の復活などで高騰するホテル価格。
70代女性
「今まで1万円で泊まれたところが5000円くらい上がっていた」
40代会社員
「1万円で設定する(調べる)と、ヒットするホテルがなかったです」
そんななか、都内の高級ホテル各社の営業担当者が月1回ほど集まり、客室単価などの情報を交換していた。
帝国ホテルやニュー・オオタニなど、東京を代表するホテル15社が参加する会合。
各社がそろって宿泊代を引き上げた事実は確認できなかったものの、今後「価格カルテル」につながる恐れがあるとして公正取引委員会は独占禁止法違反の疑いで警告を出す方針だ。
60代会社員
「(Qもし会合が価格に影響していたら?)みんなで相談して値段を釣り上げてやろうよというのは、よろしくないんじゃないかと」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年4月18日放送分より)