西友もイオンも続々!物価高もなぜ値下げできる?
経済|
04/02 19:10
西友やイオンなどの大手スーパーが食品や生活用品の値下げを発表しました。実は安くなっているものには共通点があったのです。
■西友もイオンも続々値下げ
70代の人
「ものすごく助かります。覚悟してきたけど、ちょっと安く買えるというのが、ありがたい」
70代の女性から喜びの声が聞こえてきたのは大手スーパー「西友」の食品売り場です。
60代の人
「本当に会計の金額を見て“こんなに買ったの?”って驚く毎日。でも慣れていかないといけないと思うので、安いものを使いながら家計をうまく回そうと」
70代の人
「うちは5人家族なので、最近の値上がりがきついので、なるべく安い大量の商品を探しています」
2日から値下げが始まり、客の多くが注目する商品3つがありました。まずは…。
80代の人
「トーストの時にパン。好きです、ロースハム」
食卓の定番で毎日使い勝手のいい便利な食材の“ロースハム”です。
消費者目線で注目した値下げ商品2つ目は…。
80代の人
「缶詰買いたいと思います。保存食ですし、いつでもできますので」
70代の人
「日持ちするから、なるべく安いものをとにかく探して歩いています」
60代の人
「パスタにしてもいいし炊き込みゴハンでもサラダにも、変幻自在で日持ちもするから。ツナ缶ですかね」
多くの料理に変幻自在の食卓の味方の“ツナ缶”です。
そして、今回の値下げ商品のなかで一番、値下げ幅が大きかった食品が、毎日の生活にかかせない、あの食品でした。
70代の人
「日常的によく使うものですから。やっぱりちょっと日持ちするもの」
広い店内で女性がかごに入れたのは“ドレッシング”でした。
60代の人
「やっぱりドレッシングとかサラダに必要なので。なかなか手作りというわけにはいかないので、ついつい市販のものを買うことが多いので助かります。サラダは毎日やっぱりいただくので、必ず必要なものになりますから」
こうした値下げ商品を西友では26品目、値下げするといいます。
ロースハムは322円から301円へ。ツナ缶は398円から376円へ。ドレッシングは366円から322円へ。それぞれ20円から40円ほどの値下げとなっています。
西友
広報室
平光梨加さん
「価格が値上げされるものが多くある。少しでもお客様の家計の負担をサポートしようと(値下げを)実施している」
■物価高もなぜ値下げできる?
2日はイオンでも75品目の値下げを発表。
西友とイオン、値下げ商品はある共通点がありました。どちらからも出てきた、そのキーワードが…。
西友
広報室
平光梨加さん
「独自の仕組みを導入したプライベートブランドになります」
イオントップバリュ
森常之副社長
「それはトップバリュという、プライベートブランドというのが一つ」
自社開発のプライベートブラントの商品でした。
イオントップバリュ
森常之副社長
「プライベートブランドは最初の開発の計画から生産、物流、販売まですべて一元管理をトップバリュがしている」
工場の稼働や物流。一つひとつのコストを下げることで値下げが実現したといいます。