「シャンシャンで進む議会ではない」福岡県議会が混乱、会派分裂と全国初の条例制定へ
福岡|
09/03 12:05
■4時間遅れで開会、異例の事態に副議長が謝罪

2日、福岡県議会で、各会派の代表による会議が予定時刻から約4時間遅れで始まる異例の事態となりました。
会議の冒頭、板橋聡副議長は遅延の理由について説明し、謝罪しました。
板橋副議長は「今定例会に知事から提案される条例と、今議会で制定に向けて取り組もうとしている政治倫理条例との整合性について検討をしていたため開会が遅くなり、大変ご迷惑をおかけしました」と述べ、頭を下げました。
知事が提案を目指す「職員を守る条例」と、議会側が進める「政治倫理条例」に重複する部分があり、執行部側との調整に時間を要したことが原因でした。
■3つに分裂した「民主県政県議団」うち1つは「福岡NEXT県議団」に

会派再編の動きもありました。
「民主県政県議団」が解消し、10人、8人、2人のグループに分かれ分裂しましたが、このうち10人は会派名を「福岡NEXT県議団」に変更。
会長に就任した1期目の坪田晋県議は「我々の手で、特に今回は私1期生なので、先輩方に『私たち1期生でやらせてくれ』と。この1期生がまず県議会を市民感覚、県民目線で変えていくということをしっかりとやっていきたい」と、会派の刷新に意欲を見せました。
■3つに分裂した「民主県政県議団」うち1つは「福岡NEXT県議団」に

会派再編の動きもありました。
「民主県政県議団」が解消し、10人、8人、2人のグループに分かれ分裂しましたが、このうち10人は会派名を「福岡NEXT県議団」に変更。
会長に就任した1期目の坪田晋県議は「我々の手で、特に今回は私1期生なので、先輩方に『私たち1期生でやらせてくれ』と。この1期生がまず県議会を市民感覚、県民目線で変えていくということをしっかりとやっていきたい」と、会派の刷新に意欲を見せました。
■分裂の引き金は「緊急動議」への賛否

会派分裂の引き金となったのは、8月の臨時議会で提出された蔵内前議長の辞職勧告決議案の「採決中止動議」への対応でした。
長年、民主県政県議団に所属してきたベテランの岩元一儀県議は「実績を今日まで積み上げてきた会派ですから、誠に残念であります」と話しました。
一方、採決中止動議に賛成したものの、反対した議員らが集まる新会派「県民の声ふくおか」に移った山本耕一県議は「動議の賛成は本当に民意とかけ離れた判断だったと思っている。そのことは大いに反省しています」と語りました。
また、国民民主党所属の2人で別会派を組んだ大田京子県議は「分かれて小さくなったんじゃなくて、なんと3つもできたと。この声を3つ届けられるんだということで、より強くなったという見方もできる」と前向きな姿勢を示しました。
■「悪しき慣行」見直しへ、職員への“お礼あいさつ”廃止

県議会の改革を目指す動きも進んでいます。
議会改革プロジェクトチームは、県議と県職員の間の「悪しき慣行」を見直す中間答申を板橋副議長に手渡しました。
答申では、「答弁後に県職員が議員へお礼のあいさつをしないこと」や、「県職員は座ったまま発言すること」、「議員と職員の懇親会は年1回のみとすること」などが盛り込まれました。
江口善明座長は「最大限尊重して改革を前に進めていこうと議論した中での結論」と説明。
板橋副議長は「変えるべきところは勇気を持って変えていく。できることは、まずすぐに実行に移していきたい」と応じました。
■全国初「職員守る条例」制定へ
福岡県の服部誠太郎知事は、県議などからの不当な要求から職員を守るための条例案を9月議会に提案すると発表しました。
これは全国の都道府県で初めての取り組みです。
県が実施したアンケートでは、職員から「要求に応じなければ業務の遂行に支障が出ると言われた」「深夜や休日に急な呼び出しを受ける」といった声が寄せられていました。
一連の問題の発端となった蔵内勇夫前議長の辞職で空席となっている議長席については、9月9日に開会する9月議会で議長選挙が実施されることが決定。
最大会派の自民党は、当選4回の大島道人県議を議長候補者として擁立することを決めました。







