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猛暑の夏、あなたの免疫力は大丈夫? 知らないうちに忍び寄る「隠れ夏バテ」の恐怖と、冬に備える健康術

福岡

08/25 12:30

猛暑が続く中、自覚症状のない「隠れ夏バテ」による免疫力低下が問題となっています。

専門家は、この状態を放置すると冬の感染症リスクが高まると警鐘を鳴らしています。

小児科の現状や意外な商品のヒットから、今すぐ始めるべき健康管理術に迫ります。

■「嘔吐や下痢で来られるお子さんが多い」小児科医が語る、猛暑で急増する“胃腸トラブル”の実態

「夏場特有のウイルスが胃腸で増えるものが多いので、胃腸症状といって嘔吐とか下痢の症状をともなって来られるお子さんが多い」。

そう語るのは、福岡市中央区にある「小児科 そのだクリニック」の園田幸司院長。

お盆明けのクリニックでは、朝9時の時点で待合室は多くの患者で埋まり、診察待ちは26人にものぼっていました。

来院の理由として、発熱や手足口病などの感染症のほか、嘔吐や下痢といった胃腸症状を訴える患者が目立つといいます。

この背景には、厳しい夏の暑さが関係しているようです。

■自覚症状なしでも危険!専門家が明かす「隠れ夏バテ」のメカニズム

園田院長によると、猛暑が続くと冷たい物を過剰に摂取することなどで「胃腸機能自体が落ちてしまう」傾向にあります。

また、夏場は胃腸で感染するウイルスが 多いため、胃腸トラブルが起こりやすいといいます。

さらに深刻なのは、免疫システムへの影響です。

「胃腸にはたくさん免疫細胞がありますので、(胃腸機能が落ちると)免疫機能の低下を引き起こし」てしまうと園田院長は指摘します。

症状がなくても、夏の暑さによって知らず知らずのうちに疲労が蓄積し、免疫力が低下している状態。

それが「隠れ夏バテ」です。

特に子どもは、地面からの照り返しの影響を受けやすいことや、汗をかきやすく水分・ミネラルが失われやすいことから、大人よりも免疫機能低下の影響を受けやすいとされています。

■「修復に6週間かかる」夏の免疫力低下を放置してはいけない“超危険”なワケ

夏の間に低下した免疫力を放置することには、大きなリスクが伴います。

園田院長は「免疫機能が1回落ちると、修復するのに6週間ぐらいかかる」と警鐘を鳴らします。

つまり、夏の終わりに免疫力が低下した状態を作ってしまうと、回復しないまま冬の感染症シーズンに突入してしまう可能性があるのです。

「冬場の本格的な感染症が流行ってしまう時期に、容易に感染症にかかりやすい体の状態っていうことが言えると思います」と、夏の対策の重要性を強調しました。

■「冬だけじゃない」免疫ケア商品が夏に爆売れ!前年比184.3%を記録した理由とは

こうした健康意識の高まりは、消費行動にも変化をもたらしています。

食品スーパーでは、これまで冬のイメージが強かった「免疫ケア」をうたう商品が、夏にも売上を伸ばしているのです。

キリンビバレッジが販売する「おいしい免疫ケア」シリーズは、広報担当者によると「冬だけでなく夏も売れています」とのこと。

驚くべきことに「昨年の6月は前年比で184.3%」という驚異的な伸びを記録。

今年も前年比超えの成長を続けているといいます。

スーパーの店長も「今まではインフルエンザなどで冬の需要が高かったが、今は免疫ケアというかたちで夏でも気をつける方が増えている」と話し、夏場の需要の高まりを実感しているようです。

■まとめ:今から始める“夏の免疫対策”が冬の健康を左右する!
残暑が厳しい今、夏の免疫ケアを意識することが、冬の体調管理に直結します。

専門家は、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠といった基本的な生活習慣に加え、腸内環境を整える「腸活」の重要性も指摘しています。

園田院長は、「免疫自体はすぐに発揮できるような状況にはなりませんので、今の時期から毎日継続してできる免疫のある体づくりがすごく大切になります」と語ります。

厳しい夏を乗り切るだけでなく、来るべき冬に備えるためにも、日々の小さな積み重ねが重要と言えるでしょう。

8月25日(火)のニュース