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総資産29兆円!NVIDIA CEOが日本企業トップ30人と「激安居酒屋」で夕食会を開いたワケ

福岡

07/25 20:00

【KBC『アサデス。ラジオ』では、毎週火曜日、近藤鉄太郎アナウンサーと株式会社Fusic副社長の浜崎陽一郎さんが、「誰かに話したくなる」暮らしや経済の旬な話題をお届けしています。】
今回は、世界的な半導体メーカーNVIDIAのCEO、ジェンスン・フアン氏が来日し、日本のロボットメーカーとの協業を発表したニュースをピックアップ。

世界が注目する「フィジカルAI」元年、なぜ今、日本が選ばれたのか?その背景には、米中対立という地政学的な事情と、CEOの意外な日本愛がありました。

■NVIDIAが日本に熱視線!「フィジカルAI」でタッグを組む理由

アメリカの半導体大手NVIDIAのCEO、ジェンスン・フアン氏が7月15日から3日間来日し、大きな注目を集めました。

同社は今やAppleと時価総額世界一を争う企業で、生成AIの心臓部である高性能な半導体を作っています。

浜崎:今回の来日の目的は「フィジカルAI」です。

今年はこのフィジカルAI元年と言われていまして、この分野でNVIDIAが日本の企業とがっつりタッグを組む、ということをするためにやって来ました。

その目玉として、16日には日本のロボットメーカー3社との協業を発表。

ファナック、川崎重工、そして北九州の安川電機という、そうそうたる顔ぶれです。

フアンCEOは記者会見で「メイド・イン・ジャパンの復活だ」と語り、来るべきフィジカルAIの世界の覇権を、日本の企業と共に取りに行くと宣言しました。

■なぜ日本?米中覇権争いが追い風に

なぜ今、NVIDIAは日本のロボットメーカーに注目しているのでしょうか。

浜崎さんは、これまでのAIとこれからのAIの違いを解説します。

浜崎:今までの生成AIは、パソコンやスマホの中で完結する世界でした。

でも、フィジカルAIはパソコンを飛び出して、現実世界でAIが動く。

そのハードウェアはスマホやPCではなく、ロボットになってくるんです。

近藤:なるほど。

浜崎:じゃあ、そのロボットをたくさん作っているのはどこかというと、日本の企業なんです。

一方で、中国もロボット技術は進んでいますが、米中の覇権争いがある中で、アメリカの企業であるNVIDIAは中国の技術を使うわけにはいかない。

アメリカ自身も、実はものづくりはそれほど得意ではない。

世界を見渡すと、もう日本しかいないんです。

つまり、AIの「脳」はアメリカの生成AI企業が、「心臓」はNVIDIAが、そして現実世界で動く「体」や「手足」は日本のロボット企業が担う、という新しい役割分担が生まれようとしています。

この大きなチャンスを日本がどう活かすかが問われています。

■総資産29兆円CEOの夕食は「激安居酒屋」!? 意外な素顔と日本愛

フアン氏はビジネスだけでなく、その気さくな人柄でも話題を呼びました。

来日中、パナソニックや京セラ、味の素など日本を代表する企業30社のトップと夕食会を開きましたが、その会場が驚きでした。

浜崎:どこでやったかと言いますと、JR神田駅近くの激安居酒屋「やきとん三吉」です。

串カツ1本80円のお店で。

近藤:ええーっ!安い!
浜崎:そこで165円のやきとんと、418円のポテトフライ、1936円のもつ鍋をみんなで食べたっていう。

近藤:私でも買える!食べられる!
そして、ここからは浜崎さんが聞いた話…とのことですが-
浜崎:「実はジェンスン・フアンさん、たぶん福岡にも来たことがあってですね。何回か、お忍びで。川端商店街に行ってたという」
近藤:「おお!」
総資産29兆円とも言われる大富豪でありながら、B級グルメやローカルフードが大好き。

実は福岡にもお忍びで来たことがあり、川端商店街を歩いていたという情報も。

また、秋葉原の九州じゃんがららあめんがお気に入りで、来日のたびに訪れるほどの「とんこつラーメン好き」だそうです。

さらに、NVIDIAが創業期に潰れかけた際、日本のゲーム会社「セガ」が出資して救ってくれたという過去があり、今でも世界中で「セガがなければ今のNVIDIAはない」と語るほどの恩義を感じているそうです。

フィジカルAIで日本が飛躍できるか、今、大事なタイミングに来ている、と浜崎さんは締めくくりました。

7月25日(土)のニュース