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【甲子園への道 福岡】「この仲間で勝ちたい」1型糖尿病を抱えながら戦う沖学園・寺林秀真選手、仲間とつかんだサヨナラ勝ち

高校野球

2026年07月16日

福岡県の沖学園高校野球部に、持病を抱えながらも仲間たちと甲子園を目指す3年生がいます。

寺林秀真(てらばやし しゅうま)選手です。

小学4年生で「1型糖尿病」を発症し、一時は野球から離れましたが、仲間の支えを力に約1年ぶりに復帰。

背番号「17」を手に、大好きな仲間たちと最後の夏に挑みます。

■「血糖値を見ながら」1型糖尿病に負けずに戦う高校球児

沖学園高校の3年生、寺林秀真選手。

小学4年生のときに「1型糖尿病」を発症しました。

インスリン注射や補食で血糖値を調整することが欠かせません。

練習前には、血糖値が下がりそうなタイミングや、練習前に数値が低かったときに補食をとります。

腕に機器をあて、常に血糖値を確認しながら日々の練習に臨んでいます。

特に成長期は血糖値の調整が難しく、野球ができない時期もありました。

■「めっちゃ元気をもらう」仲間からの電話が支えに

野球から離れざるを得なかったとき、寺林選手の支えになったのはチームメイトの存在でした。

「駅のホームでみんなが電話をかけてきて『調子どう?』と聞いてきたことがあった」と、当時を振り返ります。

仲間からの励ましに「めっちゃ元気をもらいますね」と笑顔を見せました。

仲間の存在が、再びグラウンドへ戻るための大きな力となりました。

■「いろんな人の支えがあって」約1年ぶりに復帰、手にした背番号17

仲間への思いを胸に、今年3月、寺林選手は約1年ぶりに野球部へ復帰しました。

必死にバットを振り続け、手にしたのは背番号「17」でした。

「本当にいろんな人の支えがあって、この17番をもらえたし、いろんな人に沖学園が勝ったというのを目に焼き付けてほしいと思います」
感謝の気持ちを力に変え、最後の夏に挑みます。

■延長タイブレークの激闘、仲間とつかんだサヨナラ勝ち

4回戦の相手は京都(みやこ)高校。

寺林選手はベンチから仲間を支えます。

1点を追う8回、沖学園は代打・末永直輝選手(2年)の四球をきっかけにチャンスを作ると、8番・三好顕心選手(2年)のタイムリーで同点。

この回一挙3点を奪い、逆転に成功します。

9回表、寺林選手はセンターの守備に就きます。

しかし、京都に2点を返され同点に。

試合は延長タイブレークへともつれ込みます。

10回表、満塁のピンチを迎えますが、エースの高田翔貴投手(3年)が2者連続三振で無失点に抑えます。

するとその裏、沖学園は満塁のチャンスを作り、打席には三好選手。

サヨナラ打を放ち、5対4で激闘を制しました。

■「この仲間で勝ちたい」感謝を胸に、まだ終わらない夏
苦しみながらも接戦をものにした沖学園。

寺林選手の夏はまだ終わりません。

試合後、寺林選手は「自分がグラウンドでプレーできるのは、みんなの支えがあったから」と、改めて仲間への感謝を口にしました。

「この仲間で勝ちたいという気持ちも強いから、甲子園を目標に一戦一戦勝っていきたい」。

支えてくれた仲間たちとともに、夢の舞台を目指す戦いは続きます。

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