しほママに聞く防災術 その5
番組で紹介した情報
2025年02月19日
(太田)「KBCラジオ みんなで防災!」KBC解説委員の太田祐輔です。
(百市)百市なるみです。
(太田)毎週この時間は、あなたの命を守る防災について考えていきます。
(百市)今週は「しほママに聞く防災術 その5」をお送りします。
(太田)3月1日(土)福岡市天神のレソラ夢天神ホールで「石油連盟Presents防災セミナー2025 in 福岡 あなたを守る 防災のツボ!」を開催します。
ゲストは、アサデスKBCでおなじみの気象予報士佐藤栄作さんと、「しほママ」こと柳原志保さん、全体の進行はKBCの長岡大雅アナウンサーです。
このイベントの講師も務める「しほママ」こと柳原志保さんは宮城県の出身。
東日本大震災を経験し、熊本県和水(なごみ)町に生活の場を移してからは熊本地震も経験されました。その経験をもとに各地で防災講演活動をされています。
その「しほママ」に聞く防災術 きょうはその5です
(柳原)しほママの防災術 今日は、「情報は命綱。防災リュックにラジオを」
(太田)いま防災に関する番組をしていますけど、やっぱりラジオっていうのは災害時に大事ですよね。
(柳原)本当に電気、ガス、水道、全部止まって、テレビで情報を観ることが出来ない。
東日本大震災のときの避難所で、ラジオで津波が来ると聞いたんです。
そこで初めて、世の中では津波というものが来ているんだと知ったんです。
私は海から2キロ以上離れていたので、津波が来るから避難してくださいと言われてはいたけど、想像ができなかったんです。
避難所に着いて、夜中に荒浜で死体があがっていますというニュースを初めてラジオで聞いたときに、避難所でみんなで津波ってやっぱり来ているんだと。でもやっぱり想像ができない。
いまももちろんポータブルのラジオをもっているんですが、今はテレビも見ることが出来るラジオがあるので、要は視覚で見てもわかるように、耳と目と両方で情報がとれるようにとポータブルテレビラジオを持っています。
(太田)それでいざという時には情報を集めると?
(柳原)情報が無いとまず世の中で何が起きているのかわからないというのが一番怖いです。
(太田)東日本大震災のときを思い出すと、遠く離れた我々のところでは津波の映像とかも目にして、今こういう状況になっているんだと把握できましたが、一番近くにいて、避難所で生活している柳原さんがあの当時、津波の事を認識できなかったんですね。
(柳原)海沿いの方で津波が見えていたら多分、想像ができるんでしょうけど、津波が下からきて、川の水があふれてうちの場合は、津波の水と川が遡上して、川の水があふれてきたので、丘の上から見ても下からきているから家の屋根でみえなかったんですよ。
ラジオで、例えば今の状況を、その後も、わたし避難所に2週間暮らしたんですが、ラジオが本当に情報の命綱、情報を得ていたものだったので、ぜひ、ラジオをいかして欲しいなと思います。
(太田)発災当時の危険を防ぐという意味もありますし、例えば、給水の情報だとか避難生活にとっても役立つ情報が流れるメディアがラジオですよね。
(柳原)だから、発災当時と避難所での電気、水道、ガスなどの色んな情報とか、全部ラジオから得てましたので、ぜひ、防災リュックにはラジオを入れておいてほしいと思います。
(百市)またいまの防災ラジオって、ライトとか防犯ブザー、アラームとか1つで何役もしてくれるので、すごく心強いなと思います。
(百市)KBCラジオ「みんなで防災」
今週は「しほママに聞く防災術 その5」をお送りしました。
しほママがアサデスKBCの佐藤栄作さん、KBCの長岡大雅アナウンサーと防災について語る「石油連盟Presents防災セミナー2025 in 福岡 あなたを守る 防災のツボ!」は、3月1日(土)に行われます。
「石油連盟Presents防災セミナー2025 in 福岡 あなたを守る 防災のツボ!」URL⇒ https://kbc.co.jp/bousai-seminar/
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