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KBCでは、2025年10月20日から26日まで、性的マイノリティーの当事者や、その支援者であるアライの方々の想いや活動などを伝える「レインボーウィーク」プロジェクトを展開しました。
テーマは“違いを超えて、違いをチカラに”。
わたしたちは、互いに等しく尊重し合えるような社会づくりの一助を目指します。
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※九州朝日放送 2025年10月21日「地元応援live Wish+」の放送内容です。
ウェディングプランナーの服部真琴さん(ラ・ポッシュウェディング)は、形式にとらわれない自由な結婚式をテーマに、これまで1200組以上の結婚式をプロデュースしてきました。「ウェディングの仕事は、『新しい家族が生まれる感動』に立ち会えるのが魅力」と語る服部さんは、性的マイノリティーのカップルたちの結婚式もプロデュースしています。
■祝福される喜びが、生きる力になる
服部さんは現在、トランスジェンダー同士のカップル、つーさん・るーさんが12月に東京で行う結婚式を準備しています。
るーさんは、かつての不安をこう振り返ります。
「自分が結婚できるなんて、ましてや自分のパートナーシップが誰かに喜んでもらえるなんて、以前は想像もできませんでした。でも、勇気を出して友人に報告したら、みんなが心から喜んで『ぜひ式に呼んでほしい』と言ってくれた。“自分の幸せ”は祝福されるべきものなんだと、今、改めて実感しています」
また、今年6月には福岡で、長年の友人でもあるゲイカップル、吉田努さん・MOUさんの式も手がけました。
「あまり結婚式を挙げるようなタイプではなかった」と話すMOUさんたちの心を動かしたのは、努さんを襲った「がん」の告知でした。手術や治療の手続きのためにパートナーシップ制度を利用する中で、服部さんから「それなら、今こそ結婚式をしましょう!」と背中を押されたといいます。
「いつまで生きられるか分からない。だからこそ、後に続く当事者たちのために前例を残したい」
そんな2人の願いを込めた式は、「誰でも参加できる有料パーティー」という異例の形式で企画されました。SNS等で発信したところ、2人を直接知らない人々も含め約180人が集結。会場は、新しい門出を祝う温かな拍手に包まれました。
■妊活をきっかけにアライの活動をスタート「私もマイノリティー」
服部さんは、毎年開催される「九州レインボープライド」の実行委員も務めています。共に活動する荒牧明楽さんは、アライの存在意義をこう語ります。「少数派である当事者だけの声では、社会を動かすのは難しい。アライの方々が共に声を上げてくれることが、何より大きな力になります」
服部さんがアライとしての活動を始めたきっかけは、自身の妊活でした。思うように子どもを授からず、人知れず悩んでいた時期。トランスジェンダーの友人に子どもを持つことに関する思いを聞いたとき、自然とパートナーを慈しむ考え方に触れ、深い感銘を受けたといいます。この経験が、彼女のアライとしての活動の原動力となりました。
■パートナーシップ制度の光と、残された壁
MOUさんたちが利用した「パートナーシップ制度」は、公営住宅への入居や、病院での手術同意、住宅ローンの契約などで、家族に準ずる扱いを受けられるメリットがあります。
しかし、法的な婚姻ではないため、以下のような課題も残っています。
■優遇措置の欠如: 税制上の扶養控除や、遺産相続の権利が認められない。
■事務的な手続き: 婚姻届のように「好きな日」に提出できるとは限らず、平日の事前予約が必要な自治体も多い。
服部さんは、こうした制度の隙間を埋めるためにも、結婚式という「人生の節目」をプロデュースすることで、二人の絆が社会的に認められる瞬間を支えたいと考えています。
「私は45歳で自然妊娠・出産を経験しました。それも一つの“マイノリティー”です。視点を変えれば、誰もが何らかの形でマイノリティーになり得るのです」
「自分らしくあること」を応援し、誰もが胸を張って祝福される社会へ--。
服部さんの活動はこれからも続きます。
―三好不動産はKBCレインボーウィークを応援しています―
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