佐賀牛カレーパンと職人のこだわり!なぜ9カ月で地域の人気店になれたのか?『BAKERY K105』(佐賀・基山町)【まち歩き】

深い緑色の屋根が印象的な『BAKERY K105(ベーカリー ケイイチマルゴ)』。JR基山駅から徒歩10分の場所に、2025年3月にオープンしたこのパン屋は、わずか9ヶ月で地域住民に愛される存在となりました。店名に込められた「100%以上のサービス品質」への思い、そして20年の経験を持つ店主・田辺和也さんのこだわりが、一つ一つのパンに息づいています。

■20年の経験が辿り着いた、地元での開業

店主の田辺さんは、約20年間にわたり複数のベーカリーで経験を積んできました。地元は鳥栖ですが、祖母が基山町に住んでいた縁から、この地での開業を決意したそうです。
「以前は美容室やコンビニが入っていた物件を改装したんです」と田辺さん。深い緑色の外観は、ヨーロッパのベーカリーを思わせる洗練されたデザインで、店内に入ると約60種類のパンが所狭しと並んでいます。装飾も可愛らしく、無骨なパン屋とは一線を画す親しみやすい空間づくりがなされています。
店名の「105」には、100%以上のサービスと品質を目指すという強い思いが込められています。そして「K」は店主のイニシャルです。
「商品は見た目、味、形、五感で楽しめるように。お客様が食べた時にどう感じるかを想像しながら作っています。接客も親しみやすく、また来たよって気軽に言ってもらえる関係性を大切にしています」。
この言葉通り、店内の雰囲気は温かく、厨房との距離感も近いんです。まさに地域に根ざしたパン屋を体現していますね。

■看板商品たち

・佐賀牛カレーパン(税込367円)- 人気No.1
地元食材を活かして佐賀牛を贅沢に使用しています。2時間じっくり煮込んだカレーで、肉の旨味を最大限に引き出しているんです。肉がゴロゴロと入った食べ応え抜群の一品ですよ。

・105クリームパン(税込230円)- 人気No.2
福岡県筑紫野市原田の卵を使用した、なめらかで優しい甘さの自家製カスタードが自慢です。当初はグローブ型でしたが、「カスタードを美味しいって言ってくれるから、生地よりもクリームを増やそう」と独自の形状に進化。どこを食べてもクリームが味わえる設計になっています。
「卵は生地にもカスタードにも全部関わってくるので、絶対にこだわりたいと思っていました。原田の卵が、うちの配合で一番味のバランスが取れるんです」。
※取材時から形状が変更されております。最新の商品は店頭でご確認ください。

・基山メロンパン(税込188円)- 定番商品
2ヶ月かけて開発した商品。焼きたてはサクッ、時間が経つとしっとり柔らかくなります。昔懐かしい味わいが特徴ですね。基山町を盛り上げたいという思いから、「基山らしさ」を表現することにこだわっています。それは商品名にも表れており、「基山メロンパン」はその象徴的な存在なんです。丸い形は「基山の親しみやすさ」をイメージしたそう。

■日々改良を重ねて進化していく商品たち

田辺さんのこだわりは、一度完成させた商品でも常に改良を重ねる点にあります。
佐賀牛カレーパンはオープン時から日々進化を続けています。「肉がより残るように、炊き方を日々考えています。肉の個体差もあるので、それも考慮しながら」と田辺さん。
この「100%以上」を目指す姿勢は、他の商品にも共通しています。クリームパンの形状変更も、ファンの声とより良い食体験を追求した結果なんですね。

■お客様の声から生まれる新商品

『BAKERY K105』は「こんなパンが食べたい」というリクエストには積極的に応えています。
「小さいお子さんが抹茶のドーナツが食べたいって言ってくれて。渋いなと思いながら作りました(笑)」。
ドーナツも当初は3種類でしたが、現在は種類を拡大しています。見栄えと多様性を意識した結果だそうです。パンとはまた異なる揚げ物の技術も要求されますが、お客様の要望に応える姿勢が商品ラインナップの拡充につながっているんですね。

取材中に特に印象的だったのが、惣菜パン人気No.1の「ベーコンエッグ(税込324円)」です。卵を丸ごと1個使った贅沢な惣菜パンで、湯種生地を使用しているため、冷めても固くならないんです。
「水分量を多くした湯種生地なので、もちもちしていて、いつ食べても美味しいんです。普通のパンとは全く違いますよ」。
細部にまで行き届いた配慮が、一つ一つの商品に表れています。

■地域に根付く、愛されるパン屋へ

オープンから9ヶ月、地域の反応は想像以上でした。
「ご近所さんから歩いて来られたり、『近くにパン屋ができてよかった』『孫と一緒に歩いて来られる』という声をいただいています。けやき台の方から散歩がてら来てくださる方も多いですね」。
小さな子どもがお小遣いを握りしめて一人で買いに来る光景も珍しくないそうです。老若男女、幅広い世代に愛される地域密着型のパン屋として、確実に基山町に根付いています。
基山町は高齢者が比較的多い地域ですが、それゆえに散歩の途中に立ち寄れるパン屋の存在は貴重です。「お子様からおじいちゃん、おばあちゃんまで楽しめるパンが揃っています」と田辺さんは誇らしげに語ります。

■これからの展望

「基山町にとって、なくてはならない存在になりたい。みんなに愛されるパン屋を目指しています」。
この言葉に、田辺さんの地域への思いが凝縮されています。
地元生産者との連携も視野に入れながら、今後も「基山らしさ」を表現した商品開発を続けていく予定だそうです。新商品の開発も継続的に行っており、「これからも新しいパンを作って、他にないものを提供していきたい」と意欲を見せています。
20年の経験と地元への愛情、そして100%以上を目指す姿勢。BAKERY K105は、これからも基山町の人々の日常に寄り添い続けるでしょう。

________________________________________

■『BAKERY K105(ベーカリー ケイイチマルゴ)』
住所: 佐賀県三養基郡基山町大字小倉1029-1
電話: 0942-50-6768
営業時間: 8:30〜17:00(なくなり次第終了)
定休日: 火・金曜(祝日を除く)
SNS: Instagram @bakery.k105
https://www.instagram.com/bakery.k105/
________________________________________

■ BAKERY K105

住所:佐賀県三養基郡基山町大字小倉1029-1
営業時間:8:30~17:00 なくなり次第終了
定休日:火、金曜
Instagram @bakery.k105

この記事をシェア

  • Facebook
  • LINE
  • X
ジモタイムズを見るなら「アサデス。アプリ」
まちを花と緑でいっぱいに。インスタグラム
New 毎日パン日和のインスタグラムが新登場
Pick Oasisのインスタグラムがリニューアル

GENRE RECOMMEND

同じジャンルのおすすめニュース

ジモタイムズを見るなら「アサデス。アプリ」
まちを花と緑でいっぱいに。インスタグラム
New 毎日パン日和のインスタグラムが新登場
Pick Oasisのインスタグラムがリニューアル