福岡市中央区六本松のアパートの2階にあるオリジナル靴下店『How's That(ハウズザット)』。
靴下の生産量日本一を誇る奈良県出身のご夫婦が営むお店です。自社工場直営という強みを活かし、製造現場ならではの視点で「もったいない」を解決する、SDGsな靴下づくりが注目を集めています。
■1足になれなかった「片足靴下」を販売
偶数で編む靴下は、製造過程で片足の靴下にキズや汚れがあると捨てられてしまい、キレイな状態の片足が余ってしまいます。
本来なら捨てられてしまうのですが『How's That』では、片足ずつ販売する「片足靴下」を展開しています。
「ペアになれず販売できなかった靴下の、余った1枚がもったいなくて。最後の1枚まで大切に履いてほしいんです」と、お店の綾部光里さんは話します。
「はんぶんこシリーズ」(1枚935円)
左右で異なる色を組み合わせて楽しむことができます。あえて3枚、5枚といった奇数枚で購入する人も。
さらにこのシリーズは、製造過程で半端に余ってしまう「残糸(ざんし)」を無駄なく使い切れるよう、さまざまな糸を継ぎ足しながら編み上げているため、ミックスされたデザインが特徴です。
■捨てられるはずの「つま先端材」が雑貨に
さらに、靴下のつま先部分を縫製する工程で切り落とされ、通常はゴミとして廃棄されてしまう「つま先端材」も活用。「鍋敷き」や「コースター」(330円~)といった雑貨として、新たな息吹が吹き込まれています。靴下の素材なので水も吸ってくれて、汚れたらザブザブと洗うこともできるので、鍋敷きやコースターにピッタリなんだとか。
「捨てる以外の方法で、ポジティブに活用していきたい」
そんな思いが込められた靴下たち。『How's That』は「もったいない」を、おしゃれで楽しい形に変えて発信し続けています。
『How's That(ハウズザット)』
福岡市中央区六本松1丁目4-11 MM202
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KBCでは、2025年12月8日から14日まで、
福岡・佐賀の地域に眠る資源や想いに新たな光を当てる
「ふるさとのSDGs」プロジェクトを展開しました。
本記事は、12月11日に放送された
「Discover!ふるさとのSDGs」の内容をご紹介したものです。
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■ How's That
住所:福岡市中央区六本松1丁目4-11 MM202
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