【2025ひなまつり】うきは市吉井町で『筑後吉井おひなさまめぐり』始まる 等身大のひな人形も!

福岡県うきは市吉井町。江戸時代に宿場町として栄え、今も白壁土蔵の家々が残る趣深いまちで『第33回筑後吉井おひなさまめぐり』が始まっています。

吉井町のおひなさまの特徴は「箱雛」と「おきあげ」。「おきあげ」とは、おひなさまや歌舞伎などを題材に厚紙を切り、綿を乗せて着物のはぎれなどでくるみ貼り合わせたもの。江戸時代のひな人形はとても高価で簡単に買いそろえられなかったので、「おきあげ」を「箱雛」の周りに飾って華やかさを演出したといいます。裏面には当時の新聞が貼られていたり、修復の跡があったりと、当時の様子が垣間見えるおもしろさも。
「おきあげ」は「林家(はやしけ)」などで見ることができます。

「吉井町では、庶民の持っているおひなさまを飾っています。お店の人との距離感が近く、リピーターさんが多いのも特徴です」と会場の一つ『立丁尾花』(うきは市)の中村恵理子さん。『立丁尾花』はステンドグラス工房。薄く、場所をとらないおひなさま柄のステンドグラスが並び、取材中もたくさんの人が購入していました。

『おひなさまめぐり』のwebを担当しているという中村さん。「めずらしいのは『庵鈴亭』さんのおひなさまかな」と聞き、早速行ってみることに。『立丁尾花』から徒歩約1分の『庵鈴亭』の暖簾をくぐると、そこにあったのは身長155㎝の等身大おひなさま!江戸時代に作成されたもので、155㎝は当時の男性の平均身長に近いのだそう。とてもきれいな状態で、お顔は穏やかなのに迫力満点。これはぜひ実際に見て、体感してもらいたい!

期間中は、パンフレットに掲載されていない商店や公共施設、お店にもひな人形が飾られています(写真は最寄りの筑後吉井駅)。「まずは『観光会館 土蔵(くら)』でパンフレットをもらって巡るのがおススメ。掲載が間に合わなかったおひなさま情報は、常にインスタグラムで発信しています。3月には1人500円で乗れる人力車も登場するので、旅の思い出にぜひ!」

また、『筑後吉井おひなさまめぐり』をもっと楽しんでもらたいと、地元吉井小学校の3年生が企画した「謎解きクイズラリー」がステキ。子どもたち手作りのクイズ(なかなか良い難易度)が各会場に設置されているので、チャレンジしましょう!こんなほのぼの感も、うきはのひなまつりのよいところです♪(クイズラリーは期間中の土・日曜、祝日のみ実施、参加無料)。

他にもガリ版印刷(3月8日)、櫨(はぜ)キャンドル作り(3月16日)などの体験、お茶席(3月2日)、スケッチ大会(3月9日)などの関連イベントがめじろ押し!2月23日(日)、24日(月・祝)は『筑後吉井ひな市vol.07』。地元うきはのフードやハンドメイド作品などが並びます。ひなめぐりの途中にふらりと立ち寄ってみては。


『第33回筑後吉井おひなさまめぐり』
日時:開催中~3月20日(木・祝)10:00~17:00 ※ただし営業日または営業時間を変更する場合があります。
場所:福岡県うきは市吉井町一帯
申し込み・問い合わせ:0943-76-3980(観光会館「土蔵」)

『筑後吉井ひな市vol.07』
日時:2025年2月23日(日)、24日(月・祝)10:00~16:00 ※小雨決行
場所:観光会館「土蔵」駐車場

公式Instagram:https://www.instagram.com/yoshiiohinasama2/
HP https://chikugo-yoshiihina.com/

URL:https://chikugo-yoshiihina.com/

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