一体どうやって座るの?謎のイスを調査!~ふるさとWish飯塚市~

飯塚市にある“座るのに一苦労なイス”を探すリポーターのボビー

地域に眠る“謎”を調査する『謎解き!ドローカルミステリー』。今回は飯塚市にあるという“座るのに一苦労なイス”があるという謎に迫ります。ボビーが地域の方々に聞き込みを続けたところ、飯塚駅から歩いて10分ほどの「飯塚本町商店街」に探しているイスがあるという情報が…。早速、商店街へ向かいます。

イスへ続く階段に置いていたズボンは一体・・・?

飯塚本町商店街に到着したボビー。さらに周囲を調べたところ、目の前に現れたのは巨大なイス!建物と一体化していて、その高さは2階に到達しています。腰をかける…というより登らないといけないイスは、確かにどう見ても座るのには一苦労しそうです。…と、その時、ボビーがイスの背もたれ付近に扉があることを発見します。そこでイスに隣にある「島田不動産」の下川俊弘支配人に話を聞いたところ、「私がいる時は大丈夫ですよ」と中に入れてくれました。階段を上がると、なぜかズボンと靴を履いた人形の足部分だけ転がっています。これは一体!?

アート作品「大きなイス」

実はこの巨大なイスは“座る”ものではなく、座っているように“見える”イスのアート作品なんです。先ほどの足のオブジェを使えば、イスに本当に座っているように見えるんです。高さは実に5.8m!この大きなイスを作ったのは飯塚市を拠点に活動している現代アート作家の其田正治(そのだ・まさじ)さんです。鉄板を加工して作るアート作品を手掛けています。

其田さんは生まれ育った飯塚で30年以上アート作品を作り続けています。その原動力は“飯塚市に人が集まるようにしたい”という思いです。アートには人を惹きつけるチカラがあるんです。ボビーが発見した「巨大なイス」は、其田さんがアートを身近に感じてもらうために選んだテーマだそう。その根底には「外にアートがあればみんなのもの」という考えがありました。

マサジオブジェクトマップ(マサジアートギャラリーで無料配布)

そんな其田さんが手掛ける作品は飯塚市を中心とした筑豊エリアに実に20点以上も設置されています。作品巡りができる「マサジオブジェクトマップ」は「マサジアートギャラリー」で無料配布していますよ♪マップを手に、筑豊エリアに点在する其田さんの作品を探してみてはいかがでしょうか。ちなみに。今回、ボビーが見つけたアート作品「大きなイス」は、「島田不動産」の下川支配人がいる時だけ“座る”ことができますよ。


※この情報は、朝の報道情報番組「アサデス。KBC」(10月12日放送、リポーター:ボビー)でお届けしました。

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