旅の中継点として…築110年の古民家を改装した海沿いの宿&カフェ『百と十_vesper』(佐賀県唐津市)

佐賀県唐津市呼子町の『百と十_vesper(ベスパ―)』は築110年の町屋を改装した“宿とカフェ”。呼子港に沿う石畳の道にあり、海をイメージした青い看板が目を引きます。明治大正の長屋造りの雰囲気を残しつつ、きれいにリノベーションされたゲストルームは、開業4年目にしてリピーターが続出。朝は往来する漁船、夜は水面に映る灯りの揺らぎ。部屋からさまざまな表情の呼子湾をのぞむことができます。

「この宿に来て、夕食を食べずにはいられない!」一度宿泊したお客さんたちは口をそろえます。「呼子に来たら、まずはイカ!」と言わずに、こちらの夕食をいただいてみませんか。

“イカの活き造り”の提供はしていませんが、海のミネラルたっぷりの土壌で育まれた野菜、魚介や佐賀牛など地元の食材を中心に使った、創作洋食コースでもてなしてくれます。付け合わせの野菜にまで気を遣った、繊細で複雑な味わい。手間を惜しまず、食材ひとつひとつにあった調理法で作る料理の数々が、宿泊客の心を捉えて離しません。

海沿い散歩のついでにふらっと立ち寄ってもOK!
カフェは宿泊客以外も利用でき、朝食やランチ、デザートを味わえます。佐賀牛と九州産の豚肉の旨みをぎゅっと閉じ込めた「ハンバーグ」(1100円)は一番人気。

ティータイムには、ショーケースに並ぶガトーショコラやチーズケーキ、スコーンなどの洋菓子をコーヒーと一緒にいただくのはいかがでしょう。海を見ながら、ゆったり流れる時間を過ごせますよ。

〈宿泊料金〉
「素泊まりプラン」(1人/8250円~) 
「朝食付きプラン」(1人/9350円~)
「2食付きプラン」(1人/13200円~)
※部屋の利用は2名以上 ※子どもは7才から利用可 ※子どもも上記の料金
※一棟貸しできます(その場合は小さい子どもの利用が可)
チェックイン16:00〜21:00 / チェックアウト10:00

〈カフェ&ダイニング〉
朝食 7:00~10:00(土日祝日)、ランチ 11:00~15:00
ティータイム 15:00~18:00、夕食 18:00~21:00(要予約)
火、水曜 定休

『百と十_vesper』
佐賀県唐津市呼子町呼子1960-2
0955-82-3287(10:00~21:00)

宿から海沿いを5分ほど歩くと、朝捕れた魚や加工した海産物などのお土産が販売されている“呼子朝市通り”に到着。買い物の後は、姉妹店のカフェ『ROG_33.129』でひと休み。昔ながらの朝市通りの中に、おしゃれなコンテナがきわだちます。夏限定メニューの「港町のミックスジュース」(500円)と「氷ぜんざい」(600円)で、ほてった体を冷やすのはアリかも!

レンタサイクルもやっていて「電動マウンテンバイク」(一時間1000円)はアウトドア仕様なので、アップダウンのある呼子の町をスイスイ走ることができます。
「イカを食べる目的だけで、呼子に来るのはもったいない」というオーナー。「自転車でまち巡りをして、呼子の良さをもっと知ってもらいたい!」と始めたそうですよ。

歴史ある港町の古きよきものを残し、新しい文化を調和させた町、これぞ「温故知新」。
夏休み後半は、ゆったりした小旅行もいいかもしれないですね~。

『ROG_33.129』
佐賀県唐津市呼子町呼子3764-79(呼子朝市通り)
9:00~12:00(日曜 8:30~)
火、水曜定休
https://www.instagram.com/rog_33.129/

URL:https://www.instagram.com/hyaku.to.juu/

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