佐賀初のクラフトジン「スティルダムジン」 佐賀産のノリや完熟梅を漬け込み蒸溜~ふるさとWish佐賀県~
「楠乃花蒸溜所」は、2020年4月にスピリッツ製造免許を取得した新設の蒸溜所。佐賀初のクラフトジン「スティルダムジン」を作る和田真司社長は、「前職では焼酎を作っていましたが、あるときクラフトジンというお酒が世界中で製造されるようになり、日本にも上陸。そのころから、自分でも作ってみたいと思うようになりました」と話します。
ジンは、オランダ発祥の「スピリッツ」と呼ばれる酒の一種です。ベースとなるお酒(日本酒、ビール、ワインなど)を蒸溜し、ボタニカルと呼ばれる植物性の原料を漬け込みます。
和田さんが作るクラフトジンのベースとなるのは、佐賀産の純米吟醸酒。漬けこむボタニカルは14、5種類あり、その約半数はノリやゴマ、レモングラス、かんきつ類などの佐賀産品を使っているといいます。
佐賀産の完熟南高梅を使った、数量限定の「スティルダムジン リミテッドエディション南高梅 2021」が今のイチ押し。和田さんの良き相談相手で、佐賀市の「BAR YAMAZAKI」のバーテンダーを務める山﨑秀幸さんが、「南高梅」を使った大葉添えのジントニックを作ってくれました。「さわやか!梅のマイルドさ、大葉の和の風味がアクセントになって、すっごくおいしいです」と、ゴクゴク飲む(!)國﨑成美リポーター。”ジンは強いお酒”というイメージが変わったそうですよ。
定番は「スタンダード」、シトラス系の「リスボン」、ミカンの果皮をキーボタニカルにした「さがみかん」の3種類。佐賀市内の酒屋やオンラインで販売する他、「BAR YAMAZAKI」などで飲むこともできます。
楠乃花蒸溜所
佐賀県佐賀市諸富町徳富71‐1
0952-37-6926
※この記事は2021年の情報です(「PAO~N」12月7日放送、リポーター:國崎成美【アイタガール】)。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。