給食のイチゴジャムは最近バズッたあの”のり”の会社で作られていた!~ふるさとWishみやま市~

今や1カ月待ち!「Feひじきのり」

タカ食品工業-。この会社名を、最近SNSで見かけた人も多いでしょう。

全国トップシェアを誇る給食用ジャム

小学校1年生の女の子が「給食で出た”のり”が食べたい」と母親に訴え、”何それ?”状態からネットでタカ食品の「Feひじきのり」だと特定。誕生日には間に合わないかもしれないけれどプレゼントしようかなと注文したところ、素敵なお祝いメッセージ付きで送られてきた!しかも誕生日に間に合うように、発送日を無理に前倒しして-。

という、多くの人の心を打ったSNSのエピソードがテレビ番組にも取り上げられました。同社のホームページにはアクセスが集中し、一時開けない状態に。「Feひじきのり」だけでなく他の商品も飛ぶように売れ、コロナ禍で給食としての需要が減っていた同社にも幸せが訪れたといいます。

給食用ジャムで全国トップシェア

イチゴジャムの製造ライン 最後は人の目で確認

タカ食品は今年創立70周年。学校給食用のジャムにおいて全国トップシェアを誇る食品メーカーです。「先代の父が、戦後、学校給食のパンに練り込むマーガリンを作り始めました。また、その頃は小さなスプーンで一人ひとりにジャムが分けられていました。衛生的にもよくないし、量も一定ではない。そこで父が機械を発明し、小袋一つ一つに分けられたジャムを作ったことが全国にシェアを拡大するきっかけとなりました」と2代目社長の大塚直さんは話します。現在は北海道から沖縄まで、全都道府県で同社の商品が採用されているそう。他に、製菓店やメーカー用のフルーツソースなども製造しているといいます。

バズッたのは青天のへきれき

代表取締役社長 大塚直さん

くだんの配送担当者から「間に合うように送る」と報告は受けていたという大塚さんですが、「ここまで担当の気持ちが伝わるとは思わなかったし、会社のみんなも喜んでいます!」と驚きを隠せません。「そのパワーをいい方向に持っていくことができたら」とも。

そんなタカ食品工業では、新商品を鋭意開発中です。放送全日に完成したばかりの”あまおうのジャム”は「詳しいことはまだ言えませんが、日本中で他にはない商品!イチゴのおいしいところだけが濃縮されています」と自信をのぞかせる大塚社長。同社は子どもたちの給食を、技術と誠実さでしっかり支える頼もしい存在です。

一部の商品は同社ホームページから購入できます。気になる人は「タカ食品」で検索を。※現在「Feひじきのり」は注文から1カ月待ち。


タカ食品工業
福岡県みやま市瀬高町小川1189-1
0944-62-2161

※この情報は、朝の報道情報番組「アサデス。KBC」(10月1日放送)と「アサデス。ラジオ」(同)でお届けしました。リポーター:ジェフ太郎、内村麻美

※この記事は2021年の情報です。変更している可能性があります。事前にご確認ください。

タカ食品工業

住所:福岡県みやま市瀬高町小川1189-1

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