まるで絵本の美術館 読みながらコーヒー片手にくつろいで~ふるさとWish小竹町~
国道200号沿いにある「こたけまち絵本館 木のうた」(福岡県・小竹町)は、絵本専門の図書館。4人の子どもを育てる喜久たみさんが「大人も絵本を楽しんでほしい」と2020年7月、地元にUターンして開きました。
館内はまるで絵本の美術館。壁には升状の棚が作りつけられ、1つ1つに絵本が表紙を向けて並べられています。懐かしいものから最新の1冊まで、蔵書は約800冊!表に出ているものは200冊程度で、順次入れ替えているといいます。
中には、明治期に出版された珍しい“ちりめん本”や、昭和世代にとって懐かしい絵本もあります。インドで一冊ずつ手作りされている「夜の木」は大人向け。お話はもちろん、絵の美しさ、製本のすばらしさなど、じっくり眺めていたい絵本の一つです。
喜久さんの一番のおすすめは、館名にもなっている「木のうた」。本の中に、絵本館の窓から眺める景色とそっくりな1ページがあるそうです。今後は「小竹町には昔話がいっぱい眠っています。それを1つずつ掘り起こして絵本化し、できればここから発信していきたいと思っています」と喜久さんの夢は広がります。
館内では、絵本を読みながらコーヒーやスイーツをいただくこともできます。子どもだけでなく大人になったあなたも、久しぶりに絵本の世界を楽しんでみませんか?
入場無料。絵本の貸し出しはせず、館内での閲覧のみ。
こたけまち絵本館 木のうた
福岡県鞍手郡小竹町
090-3572-9887
※この記事は2021年の情報です(「アサデス。九州・山口」3月3日放送、リポーター:國﨑成美【アイタガール】)。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。