創業120年の「隈本コマ」に新たな風！ 郷土玩具を現代風にアレンジ～ふるさとWish八女市～

カイラ君、コマ回し結構上手！意外！
と思ったら、横からもう一つのコマが乱入！！したけど、どこかにはじき出されてしまいました。・・・あれ？

「今のは失敗しましたね」と笑う隈本コマの6代目・隈本知伸さん。

約120年の歴史がある隈本コマでは、さまざまなこまを作っています。八女こま、博多こま、佐世保こま、肥後こま。地元・八女こまの特徴は、中央部分にちょっと飛び出したおへそがついているところ。伝統的なコマ作りの技術を活かした、けんだまや木のボールが転がるおもちゃなども人気だそう。

入社2年目、25歳の眞田賢一さんはデザイン担当。眞田さんが手掛けた、縁起のいい日本の郷土玩具をモチーフにして作ったという、不思議な形をしたおもちゃがずらり！右から「めでタイくるま」「おきあがり福カエル」「厄がサルがらがら」。木は九州産。角のない形にし、なめたり口に入れたりしても大丈夫なように、自然塗料を使っているそうです。赤ちゃんのファーストトイとしてもぴったりですね！

「元々はこまの工房なので、こうした木のおもちゃを通して、こまに興味を持ってもらうきっかけになれば」と眞田さん。伝統工芸を続けていくために、八女こまに惚れ込んで就職したという眞田さんが、八女の伝統こまをもっと盛り上げてくれることでしょう。

隈本コマの商品は、店舗のほか、オンラインショップからも購入できます。

■隈本コマ
福岡県八女市吉田1507－3
☎0943-22-2955
オンラインショップ　https://www.yamegoma.jp/

※この記事は2020年の情報です。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。