年末年始は大忙し!太宰府天満宮参道のうどん店を支える創業70年の製麺所 ~ふるさとWish太宰府市~
2019年12月13日(金)に放送されたKBCの情報番組「アサデス。KBC」では、石井 裕二&百市 なるみリポーターが、福岡県太宰府市にある「木村製麺所」から生中継しました。年末年始の製麺所は特に大忙しということで、この日も朝からフル稼働!一風変わった麺も作っているとのことで、どんな麺なのでしょうか。
昔の福岡のうどんを再現した“さいふうどん”
製麺所は朝6時頃から稼働。訪れたときにはすでに、たくさんの人が作業場で働いていました。一角には、うどんやそば、ちゃんぽんなどさまざまな麺がずらり。詳しいお話を、木村製麺所三代目の松藤 聡さんに伺います。
太宰府天満宮のすぐ近くにあるため、参道にあるうどん店の麺もこちらで作っているそう。「今から年越しそばが一番忙しくなりますし、年明けからも参道にお客さんがたくさんこられます。うどんやそばは、1日8000食作るときもあります」と松藤さん。すごい数ですね!
ちなみに、こちらで作るうどん麺には特徴があります。と、見せていただいたのは一般的な白いうどんだけでなく、薄茶色をした“さいふうどん”。さいふうどんは全粒粉を使ったうどんだそう。今回はその作り方を、特別に見せてもらいました。
まずは、粉を機械で攪拌(かくはん)している様子を拝見!「普通のものより(全粒粉を使っているので)小麦っぽい色をしているのが、さいふうどんの特徴です。「昔の福岡のうどんはこちらの作り方だったので、それを再現しているんです」と松藤さん。「お米に例えると白米か玄米か、という違いでしょうか」と、石井リポーターのわかりやすい補足も入ります。
次は、攪拌した粉を移動させ、ロール状の平たい生地にしていきます。松藤さんによると、「3回行うことで、コシが増します」とのこと。ロールを動かし生地をのばしていくと、機械の最後には麺がきれいにカットされた状態で出てきます。
もっちりして香りもいい!“さいふうどん”
特別に、試食用の麺を釜ゆでしていただくことに。「何分くらいゆでるのですか?」と尋ねると、「季節によって違うのですが、今でしたら25分を目安にしています」と松藤さん。待っていると中継が終わってしまう…ということで、早めにゆでていたものをいただくことに。ゆでたてのうどん麺に、セルフでネギと醤油をひとかけ。“うわ~っ!”とスタジオで歓声や拍手が起こる中、いただきます!「麺がもっちりしている!小麦の香りをよく味わえます」と感激の石井リポーター。
実は、太宰府駅から徒歩3分の「さいふうどん」でも味わうことができます。その「さいふうどん」で一番人気という「めんたい天うどん」もいただくことに。「おいしい~!」と百市リポーターの満面の笑みで、そのおいしさが伝わってきました。
木村製麺所の麺は、「さいふうどん」はもちろん、JAの直売所でも販売してます。また、12月27日(金)からは製麺所の前でもそばを販売するそうです。今年の年越しそばは、木村製麺所で決まり!?
■木村製麺所
電話:092-922-4484
定休日:火曜
■さいふうどん
住所:福岡県太宰府市宰府3-4-31
電話:092-922-0573
営業時間:11:00~16:00
定休日:火曜
※この記事は2019年の情報です。変更している可能性があります。事前にご確認ください。