思てたんとちが~う 想像のななめ上をいく東鷹高校・学食の「カレーらーめん」~ふるさとWish田川市~
東鷹高校は田川実業女学校・田川東高校から改称された学校で、1926年(大正15年)創立の歴史ある県立高校です。2019年10月時点の生徒数は496名。生徒と先生が一緒に楽しく学べる授業を取り入れている「普通科総合コース」と、調理・被服制作・保育を専攻する「総合生活科」があり、部活動もさかんです。
見た目のインパクトがすごい!「カレーらーめん」
今回、そんな東鷹高校の“自慢”を紹介してくれるのは、元生徒会長の3年・竹本 ヒカルさんと、元生徒会役員の内村 咲喜さん。学校自慢を尋ねてみると…「“カレーらーめん”というものがあるんです。カレーをそのまま入れた、らーめんなんですけど」と竹本さん。内村さんも「豚骨らーめんの中にカレーを感じる」と話します。どうやら、豚骨スープが入っているらしいのですが、「らーめんとカレーのいいところを混ぜ合わせている」「(食べ終わったあと)ご飯を混ぜると、シメみたいになって2倍楽しめる」と、聞けば聞くほど謎が深まる“カレーらーめん”。いわゆる、カレーうどんのラーメン版的なものとは違うのでしょうか!?
その謎なメニューを確かめるべく、食堂へ案内してもらいました。ちょうど昼休みだった食堂は学生でいっぱい。早速、「カレーらーめん」を注文しますが、その作り方に驚きます!
茹でた細麺に、もやしと厚めに切ったチャーシューを加え、なんと普通のカレーをオン。さらに、その上にラーメン用の豚骨スープをかけるという斬新なスタイル!実際に食べてもらうと、「豚骨なんですけど、後からカレーの風味が迫ってくるんですよね」「味はほぼカレーになるんですけど、豚骨のコッテリ感が出ておいしい」と改めておいしさをかみしめる二人。
しかし、なぜこんな斬新なメニューが生まれたのでしょうか?食堂の勤務歴15年の篠原 礼美さんがその真相を教えてくれました。「以前、おばあちゃんがラーメン屋をやっているという生徒さんが定時制にいて。カレーラーメンがおいしいと言っていたので、真似しちゃえ!と思って、真似させていただきました」とのこと。これを聞いた二人は、「素敵なエピソード」「地域との繋がりですね」と意外な誕生秘話に感心したのでした。
※この記事は2019年の情報です(「ハイスクWish」東鷹高校編)。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。