嬉しい声続々と!伝統の技が生み出した健康お酢ドリンク~ふるさとWish 大川市~
大川だからできる、おいしいお酢の秘密
“家具の町”というイメージが強い福岡県大川市ですが、実は農業もさかんで、米どころとしても知られています。そんな“米どころ”大川市でお酢づくりをしている「庄分酢」の酢蔵へお邪魔しました。
「庄分酢」は、筑後川の水や豊かな大地に恵まれた大川で代々お酢づくりを行ってきた酢蔵です。酢は酒の発酵から生まれるものであるため、米どころである大川はお酢づくりにも適した場所でした。なんと、この地で300年もの間、伝統の製法を守っているというから驚きです。
そんな歴史を受け継ぐ14代目・高橋 一精さんが、今回の中継担当である石井裕二リポーターと財津南美リポーターを案内してくれました。ちょうど今は、酢づくりの追い込みシーズン。温度が低いほうがお酢づくりに適しているため、3月いっぱいごろまでが作業のピークなのだそうです。
訪れた午前7時20分ごろは、仕込みをしている真っ最中。蒸したての有機米を蔵の中にある樽へ運んでいきます。蔵の中にはたくさんの樽がありますが、その中の1つ、水と酢が入った巨大な樽に先ほどのお米を豪快に入れていきます。そうすると、発酵が始まるそうです。
次は、ちょうど発酵中という、りんご酢の樽も見せていただきました。中には湯気が立ちこめており、高橋さんいわく、発酵している樽の中は40度くらいまで温度が上がるそう。この日は特に外気が低かったので、湯気がはっきりと見えたようです。表面には黒っぽい膜が張っていますが…これは一体何ですか?「酢酸菌という生物が集まり、表面に薄い膜をはっているんですよ」という高橋さん。
「蔵の中には、菌がいると聞いたことがありますが…」と石井リポーターが尋ねると、「梁や柱に“蔵付き菌”がいるといわれており、うちの環境に合った菌が住みついてくれています。だから古い蔵を大事にするんですよ」と高橋さん。ちなみに、その蔵に住みついている菌によって、お酢の味が変わってくるとも言われているそうです。
ここで、石井リポーターは「ショウブン有機純米酢」を試飲させてもらいました。見た目は澄んだ“黄金色”。「え?そのまま飲むの?」というスタジオメンバーの心配をよそに、ゴクッ。「お酢のツンとくる感じが抑えられています!」と、そこまで“酸っぱい~”という感じはないそう。「ゆっくり時間をかけて作っているため、まろやかなのがうちのお酢の特徴なんですよ」と高橋さんが酸っぱくない理由を教えてくれました。
最後に高橋さんが見せてくれた樽の中には、何やら甘~い香りを漂わせるピンク色の物体が…。これは一体?答えは、庄分酢のレストランで教えていただけることに。
築260年のレストランでお酢を使った斬新なランチ&ドリンクを堪能
築260年の屋敷を改装し、市の文化財にもなっているという「酢リストランテ ショウブン」へ移動し、先ほどの“ピンクの物体”の答えを教えてもらいました。なんと、正体はいちごのお酢!「博多あまおう」という飲むお酢も、庄分酢では販売しています。財津リポーターが、甘酒にこのお酢を入れた食前酢をいただくことに。「酸っぱすぎず甘くて、飲みやすい!イチゴの風味もします」とのこと。
続いて、3月限定の「ビネガーランチ」をいただきました。旬のタケノコと菜の花に酢味噌をかけた一品をパクリ。タケノコとソースが良く合うそうで「さっぱりしていてソースと良く合い、おいし~い!」と財津リポーター、大絶賛です。他には、カラフルなフルーツをあしらった、おしゃれな「ビネガードリンク」も。「しっかりとお酢の味や使い方を知っていただきたい」とシェフが、メニューに対する想いを語ってくれました。シェフの技と想いがこめられたヘルシーで色鮮やかなランチやドリンクは、わざわざ訪れて食べる価値がありそうです。
庄分酢のお酢は、直営店や地元スーパー、道の駅をはじめ、オンラインショップでも購入ができます。健康が気になる方、お酢好きの方はぜひ大川の「庄分酢」を試してみては。庄分酢のレストランで食事やドリンクを楽しんで、ショップでさまざまなお酢を見るというヘルシーなお出かけも、おすすめです!
■株式会社 庄分酢
オンラインショップはこちら
https://www.tokinokura.jp/
■ビネガーショップ(1階)
酢リストランテ ショウブン(2階)
住所:福岡県大川市榎津548
TEL:0944-88-1535
※この記事は2019年の情報です(「アサデス。KBC」3月15日放送、リポーター:石井裕二、財津南美)。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。