酢(す)~っと飲めちゃう!地元の旬を凝縮したフルーツビネガー~ふるさとWishうきは市~

「うきはの“旬”とお酢のおいしさを味わってください!」

福岡県の南東部、大分県との県境にあるうきは市。耳納連山や筑後川をはじめとする豊かな自然環境に魅せられ、年間を通して多くの観光客が訪れています。おいしい果実が豊富に採れる「フルーツ王国」としても名高く、さまざまな観光農園や、フルーツを使ったスイーツや料理を提供するカフェなどもたくさんあります。

2019年11月4日(月)に放送された、KBCの夕方のニュース番組「シリタカ」の人気コーナー「ミツケタ!」では、そんなうきは市にひかれ移住したご夫婦が営む、酢造発酵場を紹介しました。

うきはのフルーツが大変身!

夏に収穫した梨を使った梨酢。1年ほど熟成させるそう。

カイラくんが訪れた「酢造発酵場SÜ(スー)」は、うきは市で収穫されたフルーツを使った果実酢を醸造しています。早速、オーナーの大山英章さんが今夏、仕込んだという「梨酢」を見せていただきました。

大きな樽の中を覗き込みながら、「お酢って透明なのかと思ったら、2層になっているんですね。梨の香りもあまりないし…」と不思議そうなカイラくん。

「果実を丸ごと発酵させて造っているので、果汁に実が沈んで2層に見えているんですよ。ちょうど仕込んで2ヶ月ほど経って発酵も終わる頃ですから、梨の香りはほとんどないと思います」と大山さんが完熟果実を使って熟成させる果実酢ならではの特徴を教えてくれました。

フルーツ栽培がさかんなうきは市では、梨以外にも、ぶどうや桃、いちじくや柿など、季節ごとに異なる果物が生産・収穫されます。「SÜ」では、近隣の生産農家から流通にはのせにくい完熟の果実を仕入れ、酢に仕込んでいます。そのため数量限定で、売り切れ次第終了になってしまうものも多いそう。また、気候や天候によってフルーツの甘みや果汁具合も変わるため、店頭に並ぶ商品が年ごとに異なるといいます。でもそれは、その時にしか味わえない “とっておきのおいしさ”が詰まっているという証なのです。

酸っぱいだけがお酢じゃない!

地元で採れた季節の果実を丸ごと使う

「工房の隣にある店舗では、さまざまな果実酢や調味料、コンフィチュールなどを販売しているそうなんですよ」と、カイラくんが向かったのは古民家風の建物。

「柱や梁が真っ白、壁は鮮やかなブルーで可愛らしい!」と、外観とは異なる雰囲気にビックリするカイラくんを、穏やかな笑顔で迎えてくれたのは、奥さんの紀子さん。「こちらには、果実酢を使った商品を10種類と、果実酢そのものが10種類、揃っています!」と色や大きさが異なる多彩なラインナップを紹介してくれました。

早速、カイラくんは仕込み過程を見学した「なし酢(780円)」を試飲させてもらうことに…。「梨の味がしっかりある!すごく、飲みやすいです」と、ゆっくりと熟成させた果実酢の深みある味わいとフルーティな香りを絶賛。お酢をそのまま飲んでいるのに、「酸味がほとんどない」というカイラくんの言葉に、「本当?!」とスタジオも興味深々です。

「この季節にはコレ!」と紀子さんが用意してくれたのは、「しょうが果実酢(780円)」のお湯割り。「あったまる~!しょうがの香りがすごく良い!」と驚くカイラくんに、「お湯でしょうがの香りが引き立つんですよ」と紀子さん。寒くなってくるこの季節にこそおすすめの味わい方だといいます。

大山紀子さん(中央)と英章さん(右)、カイラ君(左)

実は大山さん夫婦は宮崎県出身。「フルーツを使って、もっと色々な酢やおいしい調味料を造りたい」という思いから、フルーツ栽培がさかんなうきは市にひかれ、13年前に移住してきたそう。「住みやすいし、何より1年を通しておいしい果物が実るのがいいですね」と笑顔満面の大山さん夫婦。実際に暮らしてみて、より魅力を感じるようになったと話す大山さんは、「まさに最高の選択でした!」と言葉を結びました。

フルーツ王国・うきは市でミツケタのは、まちが育む「山の恵み」を鮮やかに、味わい深く発信するステキなご夫婦でした。ぜひ、うきは市に足を運んだ際は、「SÜ」に立ち寄って、お好みの“旬”を見つけてみてください!

■酢造発酵場SU
福岡県うきは市吉井町桜井59-1
TEL:0943-75-5664
時間:12:00~17:00
定休日:水・木曜

※この記事は2019年の情報です。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください。

酢造発酵場SÜ

住所:福岡県うきは市吉井町桜井59-1
電話番号:0943-75-5664
営業時間:12:00~17:00
定休日:水・木曜

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