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リサイクル率・全国5位の大木町!エコのこだわり ルーツは“堀”~ふるさとWish大木町~
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全国でリサイクル率5位になったこともある福岡県・大木町。
小さな町だからできることに特化した取り組みが今、全国から注目されています。
訪れたのは、おおき循環センター「くるるん」。
ここには、次々と野菜や魚などの生ごみが持ち込まれてきます。

その生ごみをバイオマスの技術を使って、農業用液体肥料に生まれ変わらせるのです。
この液肥は、農家に無償で配られます。

朝6時半。
上牟田地区の月に一度の資源ごみの回収日です。

準備されたのは、なんと24種類もの分別の箱。
生ごみなども合わせると、大木町ではごみを28種類に分別するといいます。

なぜここまでエコにこだわるのでしょうか。
「住民の皆さんがごみの分別などを一生懸命やっているのは、元々掘割で何事も無駄にしない、大事にするという、ぐるぐる循環の中で暮らしてきたという意識がしっかり根付いているから」と町長の境公雄さんは話します。
この辺りはかつては有明海の干潟でした。
およそ1300年前ごろ陸地になり、自然の水の流れを生かして網の目のように水を溜める堀が作られ、江戸時代に川と堀をつなぎ合わせたのです。
1300年前からエコに力を入れていた大木町。
その伝統はしっかり後の世代に受け継がれているようです。
※この記事は2019年の情報です(「シリタカ!」2月20日放送)。内容は変更している可能性があります。事前にご確認ください