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どんなに世の中が変化しても変わらない場所、変わらないふるさとの風景。地域の守り人が大切にするとっておきの絶景をご紹介します。

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「直線から曲線へ」(福岡県宗像市)

2024年10月20日

糸掛け作家として宗像市で活動するMOKOさん。
「糸掛け」とは、簡単に説明すると「木製の板などに釘を打ち、糸をかけていく」ことだ。
だが、その掛け方には大きな特徴がある。
規則性を持って糸をかけていくと、糸が重なり、美しい線を描き、幾何学模様のようにデザインされる。
その模様が曼荼羅に似ていることから、曼荼羅アートとも言われている。

MOKOさんの作品の特徴は「マル」だ。
直線で曲線を描くことを常に意識している。
だが、その曲線を描くことが難しいという。
釘の位置や糸の掛け方で、板の上に紡がれる線は、色々な形・模様に変わっていく。
MOKOさんいわく「直線で曲線を作っていくという感じですかね」とのことだが、それが糸掛けの技術の中で非常に難しいものなのだが、いつもMOKOさんは楽しそうだ。

2,000本以上の釘を使って制作した糸掛け作品や、レジンを使って糸掛けに耐久性を持たせるための装丁をほどこすなど、作家として様々なことにチャレンジしているMOKOさん。
作品はニューヨーク、ベネチア、パリ、モンゴルなどでも展示されてきた。
規則性を持ち、個性を出すことが難しい糸掛け作品だが、イメージが強ければその可能性は無限で、様々な模様を生み出すことができる。

そんなMOKOさんが未来に残したい風景は「宗像市の自然」だ。作品には宗像市をモチーフにしたものもあり、ふるさと納税の返礼品になっている、青色が美しい糸掛け作品は、沖ノ島の田心姫神をイメージしたものだという。
作品を作るときはいつも無心だというが、出来上がった作品は、見ている人に無限のイメージを想起させる。

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糸掛曼荼羅りん®

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