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どんなに世の中が変化しても変わらない場所、変わらないふるさとの風景。地域の守り人が大切にするとっておきの絶景をご紹介します。

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【和竿職人❶】「空気が通る道」木下雅春さん

2026年03月29日

「竹で釣りざおを作る職人を『和竿職人』と呼びます」。
「つり具の木下」の2代目・木下雅春さんは、父から店を引き継いで、58年になりました。
和竿の製作は「節抜き」という作業から始まります。
これは、後の工程で竹を火で炙る際に、内部の空気が膨張して竹が破裂するのを防ぐために、あらかじめ竹の節を抜く重要な準備です。
この作業が丈夫でしなやかな和竿を生み出す第一歩でもあります。

かつては八女市にも多くの和竿職人がいましたが、カーボン製の竿が登場すると和竿の生産は激減しました。
「国内でも管理釣り場向けの竿を作っているのは自分一人だと思います」。
全国の釣り堀などで使われる和竿を年間約3,000本作り続けている木下さん。
釣りざおづくりに向き合う表情には、伝統を守る者としての矜持がにじみます。

時代の流れの中で仕事が今日まで続いている理由を「その時代ごとのニーズ、その希望を取り入れ続けた結果」だと分析する木下さん。
変化を恐れず、使い手の声に耳を傾け続ける真摯な姿勢があったからこそ、八女市で唯一の和竿店を守り続けることができたのかもしれません。

そんな木下さんが「未来に残したい風景」としてあげたのは、工房の近くを流れる「横山川」です。
子どものころ、毎日のように釣りをしていたふるさとの川で、オイカワという魚がよく釣れたそうです。
かつては川の水をバケツでくみ、風呂を沸かしていたほど生活に密着していた横山川。
木下さんにとって横山川は、釣りの原体験が刻まれた場所であると同時に、今もなお、自然そのままの環境が残っているかけがえのない風景なのです。

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つり具の木下

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