【福岡カフェ】毎日食べても飽きない!鉄板ナポリタン&週替りランチ。須恵町で愛される"やさしいご飯"カフェ『cota cafe』(福岡・須恵町)【まち歩き】

須恵中央駅から歩いて7分ほど。うぐいすのイラストが目印の小さなカフェがあります。
その名も『cota cafe(コタカフェ)』。

店を営むのは、下田優美さんと、夫で内装業を手がける正宗さん夫妻。もともと内装業と家事代行を本業とする二人が、「この町に、気軽に食事やおしゃべりができる場所を」との思いから始めたのが『cota cafe』でした。

実はこの名前、下田さん一家が可愛がっている愛犬「コタロー」から取ったもの。ちなみにコタロー本人は「一度もお店に来たことがない」そうですが、それでも家族みんなが迷わず「コタでいこう」と決めたのだとか。名前の由来からして、なんだかあたたかな雰囲気が漂うアットホームな店です。



■毎日食べても飽きない、やさしいご飯

『cota cafe』のランチは、きちんとしているのに肩の力が抜けている。そんな一皿です。
キーワードは「毎日食べても飽きない、やさしい味」。下田さんは、あえて濃い味付けを避けているといいます。

「外食すると、美味しいんだけど後で喉が渇いてしまう。あれが嫌で。出汁を効かせて、薄味だけど物足りなくならないギリギリの線を狙っています」。

その"わかってくれている感じ"が、なんとも心地いいのです。
しかもこのランチ、正式名称は「週替りランチプレート(ドリンク付 税込1,650円)」。その名のとおり、毎週月曜日にメニューが変わります。その週に一番いい旬の野菜で組み立てるので、通うたびに新しい出会いがある。おかげで「月曜日の予約が一番多い」のだそうです。


■野菜は、ご縁でつながった産地から

店で使う野菜は、そのほとんどが"ご縁"でつながった生産者さんから直接届くもの。
朝倉市の農園や、大分・玖珠町のこだわり野菜を栽培する農家など、仕事を通じて出会った人たちから分けてもらいます。ときには「収穫が終わった畑で、残った野菜を好きに採っていいよ」と声をかけてもらい、ご夫婦で長靴を履いて畑にとうもろこしを採りに行くこともあるのだとか。

そして、こんな心温まる話も。
ある日、下田さんが朝倉の農園を訪ねると、作業中の男性が「須恵町? もしかしてcota cafe?」と反応したそうです。
「うちの嫁さんがいつも行きよるよ」。
なんとその農園のオーナー夫人が『cota cafe』に来ていたというエピソードも。

■昔ながらのナポリタンと、季節のパフェ

「一番推したいメニューは?」と尋ねると、下田さんもスタッフさんも声を揃えたのが、「鉄板ナポリタン」(パン・サラダ付 税込1,250円)。

こだわりは麺の太さです。細すぎない、あの喫茶店らしいもっちりとした太麺を探すのに苦労したそう。
鉄板でジュウジュウと音を立てながら運ばれてくると、その香りだけで懐かしい気持ちになります。パンとサラダが添えられているのも、どこか実家のような安心感がありました。

デザートは、季節ごとに変わるパフェがおすすめ。いちごやいちじくの時期は特に人気で、夏にはコーヒーゼリーパフェ(税込700円)も登場します。

注文したのは「ホットサンド アップルカスタード〜バニラアイス添え〜」(税込800円)。少し酸味を残して炊いたりんごのコンポートと、自家製の甘さひかえめカスタードクリームがとろりと口の中に広がります。最後にぱらりとかけたシナモンがアクセント。添えられたバニラアイスと一緒に頬張れば、温かさと冷たさ、甘さと酸味が重なって、思わず笑みがこぼれる一皿でした。

■地元の中学生が考えた「パンケーキ」

『cota cafe』は、地域の学校ともコラボレーションしています。
須恵中学校の生徒と一緒に生まれたのが、「パンケーキ」(税込1,000円)。ふんわりと焼き上げた王道のパンケーキに、冷たいアイスクリームとホイップを添えた一皿です。ひと口ごとに、ほっとするような優しい甘さが広がります。中学生と大人が一緒に「食べたい」を形にした、この店らしいメニュー。しかも、中学生がお小遣いで買える金額に収めているというから、その優しさに感心してしまいます。今後は宇美商業高校とのコラボも予定しているそうで、これからの展開も楽しみです。


■スタッフが楽しく働ける、その余白が居心地のよさに

このカフェで下田さんが特に大切にしているのは、スタッフが楽しく働けること。リーダーを固定せず、みんなでバトンタッチしながら回すことで、誰か一人に負担が偏らないようにしているそうです。「スタッフが楽しく働かないと、お客様にいい仕事はできないから」。その余白こそが、あの居心地のよさの正体なのかもしれません。
客との距離感も絶妙です。話しかけすぎず、それでいて声をかけられたら楽しくおしゃべりを。「料理を出したら、あとは楽しそうにおしゃべりしてもらう。それが理想なんです」と下田さん。ひとりでも、友人とでも、気負わず過ごせる空気があります。


■おうちにも『cota cafe』の味を

家事代行という本業とつながって生まれたのが、見た目にもおしゃれな「カフェ弁」。遠くに暮らす娘さんから、お母さんへのプレゼントとして注文が入ることもあるそうです。
最近はテイクアウトやオードブルの注文も増えているのだとか。「フライばかりになりがちな仕出しとは、少し違うものを」と、お洒落なお弁当が地域で重宝されています。お菓子作りが得意なスタッフの方もいて、菓子製造の許可も取得済み。これからの展開も気になるところです。

■須恵町の"やさしさ"が詰まった場所

下田さん夫妻に、須恵町の魅力を聞いてみました。

「優しい方が多くて。人と人とのつながりを感じられる町なんです」。

打ち合わせ場所として始まった小さなカフェは、いつのまにか、関わるみんなが笑顔になる場所へと育っていきました。
うぐいすのイラストに迎えられて扉を開ければ、毎週変わるやさしいご飯と、あたたかい"つながり"が待っています。

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■『cota cafe(コタカフェ)』
住所:福岡県糟屋郡須恵町大字上須恵789-1
電話:092-934-1118
営業時間:11:00〜17:00(LO16:30)
定休日:不定(Instagramに掲載)
Instagram:@cota_cafe
https://www.instagram.com/cota_cafe/
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※情報は2026年7月時点の取材内容をもとにしています。最新情報は公式Instagram等でご確認ください。

■ cota cafe(コタカフェ)

住所:福岡県糟屋郡須恵町大字上須恵789-1
Instagram:@cota_cafe

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